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モスリン再び

 【大阪本社】“モスリン”と聞いて懐かしいと感じる人もいれば、ピンとこない人もいるだろう。言葉の響きに、若い世代で昭和レトロを感じる人がいるかもしれない。
 漢字表記すると“毛斯綸”。江戸末期に羊毛の平織りが欧州から日本に輸入された。当時は薄地で柔らかく暖かい素材として、庶民の着物をはじめ、色鮮やかな長じゅばんなどにも使われ、大変もてはやされたそうだ。
 元はメソポタミアの都市、モスルで織られた木綿の薄地を指していたそうで、これを“モリニ”としてアラビア商人が輸出し、フランス人がモスリンと称した。
 次代は下って現代。コマテキスタイルがコットン製のフリーケット「モスリン・ガーゼ」を企画した。日本製の安心安全なモノ作りにこだわり、龍田紡績・熊本工場で紡績した糸を大阪府貝塚市で製織して仕上げた。極甘撚り糸で織ってあるため空気を含みつつ、さらさらした肌触りが特徴。しかも洗濯するほど、柔らかくなじんでいく。ベビー用品として、おくるみに、タオルの代用に、日よけ・風よけ、ブランケットとして大活躍する。手拭いや、キッチン用品の布巾などベビーに限らず用途はまさに万能。(画像のクッションは赤ちゃんの授乳にも使える抱き枕)
 欧米のセレブ、王室の間では子育ての必須道具としてモスリンが復活しているらしい。温故知新な素材というべきか。(和)
2017年02月14日(火)  10:00  / この記事のURL