アパレルウェブ ホーム
« 2016年04月04日   |   Main   |  2016年04月06日 »

燕と桜

 【大阪本社】旧暦2月28日、七十二候では清明の初侯、燕鳥来(燕が南の国から飛来する)本格的な農耕シーズンの始まりである。
 燕が家の出入り口に巣を作るとその家は商売繁盛すると言われ、田畑の害虫も駆除してくれるので農家にとっては文字通り益鳥である。同様に桜は、農業とは昔から密接な関係にあり、桜前線の到来と同時に田畑を耕し始め、種まきの指標とされた。
 この桜の咲く時季に関西では春事(はるごと)という行事が(私が住む河内地方では、新暦で4月3日)ある。農作業が忙しくなる前のくつろぎの日とされ、餅をついてご馳走を食べる日であった。
 桜の開花と燕の飛来が農作業の開始とほぼ時季を同じくし、1年の豊作への期待を膨らませるときである
 写真は枝垂れ桜で、江戸彼岸という元種の流れをくんでおり、花言葉は「優美」。なぜか「ごまかし」という意味もある。「洛中洛外図屏風」に出てくる美人のあでやかさにも通じる花姿である。(博)
2016年04月05日(火)  10:00  / この記事のURL