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ビンテージらしからぬセルビッチデニム?

 【中国支局】セルビッチデニムはビンテージ――古いシャトル織機で生産したデニムといえば、そういったイメージだが、織布のショーワ(岡山県倉敷市)は、これまでとは一線を画すセルビッチデニムを開発した。
 そのデニムは、60単糸を4本撚った四子糸を経糸に使ったもので、「あえてビンテージが持ち味のセルビッチデニムとは真逆を狙った」(高杉哲朗社長)もの(写真1)。セルビッチデニム特有のビンテージ調の風合いがほとんどなく、きれいな表面感で、上品な質感を持つ生地に仕上がった。綿100%で、9・5オンスとなる。
 ほかにもリネン糸100%のセルビッチデニム(写真2)は12オンスで、リネンの上品な光沢感を持ちながらも、独特なビンテージ調の風合いが特徴。綿に比べ伸縮性の小さいリネン糸の場合、季節的に乾燥する冬は糸切れが多発し、生産が難しい。セルビッチデニム特有の両端部分の“耳”を緑色にするなど、希少感を出す。
  ショーワならではの“顔”を持つセルビッチデニムができつつある」と高杉社長。しかし、取材の傍から「そんなセルビッチデニムらしくない生地を作ってどうするんだ」と片山雄之助会長。確かに会長の言葉にも一理あるが、この生地で作った製品を早く見てみたい。(佑)
2016年02月12日(金)  10:00  / この記事のURL