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柿渋で消臭・抗菌性に優れた粒わた

 【大阪本社】12月初旬にグランフロント大阪で行われた「ナント ものづくり元気企業マッチングフェア2015」(南都銀行主催)をのぞいた。
 なかでも、全国に3社しかない柿渋(かきしぶ)の製造販売のトミヤマ(京都府南山城村)が提案していたわた状の繊維を柿渋で染めて粒わたに加工した「カキモコ」(ウール・ポリエステル混)が目を引いた。
 柿渋は、渋柿の未熟な果実を粉砕、圧搾して得られた汁液を発酵・熟成させた液体。古くから竹、紙、漁網、布、木の補強材、防腐剤、防水剤、染料剤として使用されてきた。また民間薬としてやけどやしもやけ、血圧降下剤などとしても広く用いられてきた。
 柿渋には強い消臭作用があり、アンモニア臭・加齢臭(ノネナール)、足の臭い(イソ吉草酸)の除去性能評価試験でも、消臭効果に力を発揮することが分かっている。またホルムアルデヒドを分解、抗菌機能もある。渋柿は山城や吉野、愛媛産を使う。
 同社では、寝具やクッションの中材をはじめ、介護用品やペット用品、シュラフ、スポーツ関連の消臭グッズなどへの供給を図る。今後の展開が期待される。(長)
2015年12月17日(木)  10:00  / この記事のURL