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鷹山公と米沢の街

 【東京本社】一般的に米沢と言えば「米沢牛」。誰に聞いても同じ答えが返ってくるに違いない。先週、山形県・米沢産地に取材で訪れた。街中を歩くと意外にも、米沢牛の次に「鷹山公」という名前にちなんだ看板や物が目立った。
 鷹山公(写真)とは、同産地の象徴の一つである「米沢織」の本格的な開発に取り組んだ上杉鷹山(9代米沢藩主)のことである。経済的に苦しい状況だった時に藩財政を立て直すために、武士の婦女子に内職として習得させたのが発祥と言われる。現在では米沢織で使われる「紅花染め」の材料となる紅花は米沢市の県花になっており、米沢と織物が密接な関係であることをうかがわせる。
 そうした功績もあってか、上杉鷹山は地元から非常に慕われており、地元人いわく「上杉謙信(越後上杉家初代当主)と上杉鷹山は名前を呼ぶとき、後ろに“公”を必ず付ける」そうだ。
 筆者は初日の取材が終わり地元の米沢牛を扱う焼肉屋に行った。上手い肉に舌鼓みを打ちながら黙々とほおばっていたら、ふとメニューの内容が目に入った。何とサラダメニューに「鷹山公サラダ」なるものがあった。退店時に気が付いたことだが、その焼肉屋の店名も「鷹山公」だった。(栢)
2015年12月08日(火)  10:00  / この記事のURL