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頼みは観光客と中高年

 【東京本社】昨今の東京・銀座はほぼ年中、“爆買い”現象を生み出す海外観光客でにぎわいを見せる。その中心部の銀座4丁目交差点から晴海通りを500bほど下ると、そこでも異なるにぎわいを見ることができる。
 一昨年に建て替えられた歌舞伎座の前である。そのにぎわいの主役は日本人で、その多くが中高年。20〜30代もそれなりに見掛けたが、圧倒的に還暦以上の層が目立つ。彼ら彼女らが開園前の1時間以上前から集まってくる(写真)。
 その多くが手には三越や松屋の紙袋を下げている。その中身はお弁当とお茶。その値段は1000〜1500円といったところか。席料は4000〜2万円で、館内に入るとイヤホンガイドを借り、休憩のときはパンフレットや飲み物、名物の鯛焼きなどを購入する者も少なくない。ちなみに高額な1階席はほぼ中高年が占拠する。となると歌舞伎観覧で落とす金額は、トータルで相当な額となる。
 消費に力強さがないなか、頼みの綱は観光客と中高年ということを、銀座ではリアルに痛感させられる。ちなみにそのときの興業は海老蔵や染五郎が出演する「吉例顔見世大歌舞伎〜十一世市川團十郎50年祭」であった。(洋)
2015年11月16日(月)  10:00  / この記事のURL