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将来を展望するということ

 【本社】テキスタイル産地の取材では基本的にトップに取材させてもらうことが多い。そしてその99%がオーナー経営である。産地には様々なタイプのオーナーがいる。事業の多様化が進むなかで商況も様々。「過去最高売上高を更新」など業績を拡大する例も散見されるが、こうした元気印の産地企業のオーナーのタイプには、「将来を見据えている」という共通項があるように思う。
 逆に、後継ぎが定まらず、将来を展望できない(しない)オーナーの産地企業の業績は芳しくないことが多い。たとえ後継ぎが定まっていなくても、将来を見据えて事業を前向きに展開するところはある。後継者の有無がすべてではなさそうだ。
 国産回帰の流れがあるとはいえ、産地が抱える克服課題はそれよりも大きく強い。日々の業務に忙殺されるなかにあって、将来を展望するという行為自体が大変な労力だろう。しかし、将来を展望せずにして事業の発展は望めない。産地に限らず、企業トップの一番の仕事は、もしそれが間違っていたとしても、将来を展望するという行為そのものだろう。様々な産地のオーナーたちと接していてそう思う。(武)
2015年09月15日(火)  10:00  / この記事のURL