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糸を結びつけた先には……

 【本社】奈良県にある大神神社といえば、ご神体が山であるということが有名で、拝殿の奥に神殿が無い。
 拝殿に鶏卵をお供え物として置かれることがある。これは拝殿の手前にある大きな杉の木、「巳の神杉」に三輪山に祀られている大物主大神の化身の蛇が住んでいたことが由来となっており、蛇の好物である、卵を供えるようになったという話だ。
 また古事記にはほかにも大物主大神の興味深い話がある。活玉依姫という美しい乙女のもとに、麗しい若者が現れ、2人は恋に落ち、姫は身ごもった。姫の両親はその若者の素性を知るため赤土を床にまき、糸巻きの麻糸を若者の裾にさすように姫に教えた。翌朝糸をたどっていったところ、三輪山に着き、正体が大物主大神だと分かった。そして糸巻に残っていた糸が3巻き分(三勾=みわ)残っていたことから美和(三輪)と名付けられたという。
 私の町の地主神が大神神社の分社であるため、卵の逸話は知っていたが、三輪の由来までは知らなかった。疑問に思ってたどった糸から驚かされる事実はこの世の中にあふれているようだ。(一)
2015年07月15日(水)  10:00  / この記事のURL