アパレルウェブ ホーム
« 2014年07月22日   |   Main   |  2014年07月24日 »

時間と愛着を織り込む

 【東京支社】アンティーク家具のように、長年使い込むことで木や革などの素材が、独特の味わいを醸し出す家具。ただ、そこに張られる布地は“経年劣化”により、張り替えられるのが常だった。ここに来て “経年変化”をデザインした布地が登場した。
 ストーリー性のあるオリジナル生地で服作りを手掛ける「ミナ ペルホネン」が開発した新素材「dop」がそれだ。両面モールスキンのダブルフェースにより、使い込むうちに表面の糸が擦り減り、裏面の色が現れてくるというものだ。
 時がたち、擦り切れることで新しい色が顔をのぞかせる……。スツールやソファに使えば、「ああ、おじいちゃんがここに座って、よく本を読んでたなあ」などと、家族が過ごした時間と愛着が染み込み、世界に一つしかない一脚になるだろう。
 経年劣化ではなく経年変化として、味わい深さを引き出す布。テキスタイルにはまだまだ新しい可能性が秘められている。(直)
2014年07月23日(水)  10:00  / この記事のURL