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日中友好の懸け橋

 【本社】去る日曜日、播州織産地でイベントがあったので、取材と遊びを兼ねて行ってきた。イベント取材を終え、家族で播磨中央公園という大きな公園に立ち寄った。
 この公園を訪れるのは数回目。子供用の遊具が充実しているうえ、池や森、水遊びができる施設などもあり楽しめる。
 この日は遊具ゾーンで子供と遊んだ後、5歳の息子と2人で園内を散策することにした。園内マップを確認し、とりあえず「バラ園」を目指す。
 「バラ園」に到着すると、見知った顔が目に留まる。播州織工業組合の藤井孝千代理事長だった。傍らにはなんと若い女性が3人……。見てはいけないところを見てしまったのか……。
 結論から言うと、この心配は杞憂に終わる。同工組が主に出資する機関の一つに播州織総合準備センターというものがある。製織の準備工程である経通しを行う機関だ。ここが約10年前から中国人研修生を受け入れており、彼女たちが3年間の仕事を終えて帰国する際にいつも、バラ園に連れて行ってあげているのだという。藤井理事長の、思いやりのある粋な計らいである。
 日本で働きながら倹約し、母国に送金、または持って帰るのが彼女たちの目的。自ずと生活は質素になる。広大な公園の綺麗なバラを見る彼女たちは、最後の余暇を嬉々として楽しんでいるように見えた。(武)
2014年06月09日(月)  10:00  / この記事のURL