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“ワル”から“上”へ

 【東京支社】クールビズ(CB)が今夏で登場10年ということだが、CBを機にメンズファッションは大きく変わったとも言える。登場当時は伊勢丹メンズ館や中年向け男性誌「レオン」が注目され、男の装いに関心が集まり始めた時期に重なった。
 かつてのサラリーマンファッションと言えば「ドブネズミ(色)ルック」、この一言で十分だった。それが今やスリムスーツなどを着こなした高感度なビジネスファッションへと進化している。この進化の過程で、着こなし自由度の高いCBの影響があったことは否定できない。
 ここ数年でCBにも広がりが出てきた。かつては「ノータイ・ノージャケット」が基本とされ、登場当時は白のボタンダウンシャツ一辺倒だったCBだが、今ではネクタイもジャケットもありだ。 
CBとともに“ちょいワル”オヤジがもてはやされ、男の装いが総じて感度アップした。これに伴ってメンズウエア需要が盛り上がりつつあったが、それもリーマン・ショック以降トーンダウンした。それがこの1年、景気浮揚感に連動するかのように、市場では“ちょい上”ニーズが強まっている。今後の需要動向、この“上”志向への対応がカギを握りそう?(洋)
2014年06月02日(月)  10:00  / この記事のURL