アパレルウェブ ホーム
« 2012年09月07日   |   Main   |  2012年09月11日 »

北欧ブランド?いいえ…

 先週行われた「ギフト・ショー」で、鮮やかな色柄のクッションやバッグ、ストール、ハンカチ、ウエアなどが多彩に並ぶこのブース。「海外バイヤーからはよく『北欧ブランドですか?』と聞かれました」と、ブースの主であるフジタカクリエイションの高里豊吉社長は笑う。そのたびに「違います。南国の沖縄ブランドです」と切り返し、商談してきたという。
 北欧の色鮮やかさは“太陽への憧れ”のなせる技。同社の場合は“太陽に恵まれた沖縄らしさ”を表現した結果だ。全国展開に向けてマーケティングを重視したこともあった。だが、琉球の伝統を背景にした沖縄らしさを追求し、百貨店の催事やスポット販売はもちろん、沖縄県内に6店舗、東京にも1店舗の直営店を持つまでになった。
 沖縄という土地柄、分業体制の外にあるので、企画から最終製品まで全工程を自社一貫生産する。5年前に導入したインクジェットプリント技術も後押し。「効率至上主義でなく、各工程の担当者と意見を戦わせ、沖縄らしい良いモノを作りたい」と。豊かな色彩の源は、モノ作りに不便な土地柄ゆえの心意気の表れかもしれない。
2012年09月10日(月)  10:00  / この記事のURL