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“雑談力”は大切だ

 先日フランス・カンヌでG20が開催された。テレビでも会場の様子がときおり紹介されていたが、気になったのは休憩時間の各国首脳の姿。フランスのサルコジ大統領やドイツのメルケル首相、そしてイタリアのベルルスコーニ首相らは、常に誰かと雑談している。対する日本の野田首相は席に座って待っているだけ。
 同じような光景は、繊維業界にもある。先日、大阪でISOの国際会議があったが、やはり米国、英国、フランス代表らは、休憩時間に盛んに雑談。これに韓国代表も加わる。日本代表は席に座ったまま。国際的なハードネゴの場では、場の空気を主導することが大事だが、各国ともコーヒーブレークの雑談で討議の下準備をしているのだ。
 海外に行くと、つくづく“雑弾力”が大切だと実感する。先日、ITMAの取材でスペイン・バルセロナに行った。メディア向けのカンファレンスのレセプションでの情報交換が非常に有益だった。もちろん日本語は通じない。私の場合、黙っていられない性格なので、ブロークンどころか、完全に崩壊した適当な英語で言いたい放題。案外通じるものです。なぜかレセプションでパキスタン人、トルコ人、韓国人と大変盛り上がった。
 歴史上、ブロークンイングリッシュで国際会議を堂々と押し切った元祖は、明治の物理学者・田中館愛橘博士だったと思う。いまこそ明治人の図太さを見習いたい。(M.U)
2011年11月07日(月)  10:00  / この記事のURL