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「学問の自由」が死滅している

 福島第一原発の事故以来、毎日のように都道府県別の大気中放射線量を確認する日々が続いている。いちばん困惑するのが、放射性物質がどういったルートで大気中に拡散するのかというデータが公表されていないことだ。仕方がないから、ドイツの気象局がシミュレーションしたデータを確認している。
 日本だって、じつは気象庁が正確なデータを確認しているのだが、公開に積極的でない。もっとあきれたのは、日本気象学会の発言。放射性物質がどの方向に拡散するのか研究していても「人心を惑わすから」「政府が一元的に発表するデータ以外の発表は好ましくない」という。
 今回の事件ではっきり感じたのは、日本ではほとんど「学問の自由」が死滅しているということだ。少なくとも「人心を惑わす」などと発言する学者は、自分が御用学者に過ぎないことを明言しているに過ぎないだろう。長期的には、こちらのほうが原発事故より深刻な悪影響を与えると感じざるを得ない。(MU)
2011年04月12日(火)  10:00  / この記事のURL