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10年着ても大丈夫?

 「うちはね、10年着用した肌着が破れてもクレームの来る会社なんですよ」。大手肌着メーカーで担当者にそう聞かされて驚いた。同社の肌着は品質が支持されていることは知っていたが、そこまで望まれるとは。笑い話のようだが、それぐらい昔から品質において圧倒的に信頼を獲得し、長く愛されてきたブランドのあかしともとれる。
 とはいえ、今はそうした揺るぎない品質だけでは競争に勝ち抜けないという。グローバル化が進み、ユニクロなどを筆頭に価格とのバランスを満たす商品が普及し、若い世代を中心に支持を得ているのが現状。“いいモノ”“長持ちする”だけでは、なかなか支持基盤を広げきれないと悩むのは、多くの繊維企業においても同じではないだろうか。
 そんななか、日本のメーカーにしかできない機能を生かした事業で巻き返しを図る企業がある。グンゼはオンリーワンの機能商品で他社を圧倒するほか、京都・宮津工場を活用しカスタマイズ商品にも着手。腰ゴムと生地とポケットの組み合わせを選べ、自分仕様のボクサーパンツにできる。肌着を切り口に商品・サービスの高付加価値化を図り、工夫を凝らしてビジネスモデルの高度化を進める。そんな日本のメーカーに頑張ってほしいし、応援したい。(E・M)
2011年04月05日(火)  10:00  / この記事のURL