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手作りの素晴らしさ

 先の日曜は地元で開催された「あらかわの伝統工芸展」をのぞいた。

東京・荒川区内在住の伝統工芸技術保存者を中心に約60人の職人さんを一堂に集め、伝統の技術を公開する。指物、染物、桐細工、べっ甲細工――ずらりと並ぶ美技の数々。小上がり風に作られたブースで、職人さんが実演しながら仕事のポイントを説明してくれるのがまた、楽しい。写真は木版画彫。重いシバザクラの板に風景画や美人画の下絵をあて、ひたすら彫る。髪の毛の生え際の繊細な線は難所のひとつ。「彫れるようになるまで5年から7年、彫れてもうまいかどうかは別です」と職人さん。伝統技術は人から人に継がれるもの。若手の後継者も現れていると聞き、ちょっと安心した。(TS)
2010年12月21日(火)  10:00  / この記事のURL