アパレルウェブ ホーム
« 2009年11月16日   |   Main   |  2009年11月18日 »

ジーンズの歴史も学べます


 17日付の本紙掲載記事にあるように、ジーンズのビッグジョンは10年度、設立70周年を記念したアーカイブモデルの復刻ジーンズを発売する。同社によると、日本ジーンズ史上、歴史的な品番の「M1002」を資料室からかき集め、現物を徹底的に分析して生産したとのこと。完全復刻を命題としながらも、現代のエッセンスを加え、「新しいビッグジョンのカタチ」を表現した。
 ここで、ビックジョンの歴史を振り返ると、同社の前身マルオ被服は50年代後半から米国の中古ジーンズを輸入して販売していた。ダンボール箱いっぱいにつまったボロボロのジーンズは終戦後、飛ぶように売れたといわれている。
 しかし、創業者の尾崎小太郎は「何とかして自分たちの手でジーンズを作れないものか」と考え、生産に着手。当時の通産省に働きかけ、米国コーンミルズ社と契約し、生地の調達には成功したものの、目の前には鉄板のように硬い生地が・・・。縫製に大変な苦労を要し、何度も何度も試行錯誤を続けた。
 そして、やっとのことで産声を上げたのが「M1002」。児島で生まれた国産第1号のジーンズです。マルオの「M」が品番名となった。
 今回のアーカイブシリーズで展開するのは、1964年・68年・72年の3モデル。72年からさかのぼり、10年1月・3月・5月と発表することで、技術革新の逆進を見て取ることが可能。ジーンズの歴史を振り返る上でも、面白い試みだと感じた。(M・K)
2009年11月17日(火)  10:00  / この記事のURL