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ラグジュアリーも低価格化

 パリやミラノのコレクションを取材する某記者がぽつりと、「ラグジュアリーブランドが大資本で運営され、1着がウン十万円もするような高額の洋服を世界の主要都市で売る時代は終わったのかも・・・」と漏らした。
 最近はラグジュアリーブランドも、かつては¥50¥万円で販売していたコートを¥10¥万円台に引き下げるなど、低価格政策が目立つ。他メゾンに先駆けて価格政策を実施したジヴァンシーなどが比較的元気が良いということを見ても、新たな時代の到来を予感させる。
 考えてみれば、高度な職人技で作るはずのラグジュアリー商品が、主要空港の免税店を含め何軒ものショップで大量に販売すること自体が、生産量の観点から見てありえなかった。それなりのモノ作りに相応なように、価格を引下げるのは当然の帰結だったといえる。
 とはいえ、懲りないのが人間の性(さが)。虚飾に満ちたラグジュアリーへの憧れが再燃しないとは言い切れない。虚業と皮肉られようと、ブランドは不死鳥のように蘇るのだろう。(FK)

ジヴァンシーの2010SSコレクション(写真=セルジ・フロレス)写真と本文は直接関係ありません
2009年11月04日(水)  10:00  / この記事のURL