アパレルウェブ ホーム
« 2009年04月22日   |   Main   |  2009年04月24日 »

ハードじゃないハードアメカジ

 1987年から1991年にかけて、世を席巻したファッションが「渋カジ」。30代中盤の団塊ジュニア世代の青春時代のファッションなわけですが、今シーズン、当時のファッションにインスパイアされたコレクションが散見しております。
 まずは「ソーイ」。春夏のスケーターとトラッドをミックスした絶妙な抜け感のあるコレクションが好評のソーイですが、09秋冬は1990年代前半に流行したフレンチカジュアル(フレカジ)を現代的にアレンジしたコレクションを発表してます。往年の「アニエスb」やデルカジ(モデルカジュアル)(笑)を連想させるコレクションを見て、甘酸っぱい思い出が蘇ってきた人は僕だけじゃないでしょう。「ポンヌフの恋人」とか、あの時代ですね。
 で、極めつけが弓削匠さんの「ユージュ」であります。1992年の東京を回想&アレンジしたコレクションは卒倒モノの出来栄えで、今回初めてユージュのコレクションを見た某大物スタイリストもいたく感動されたご様子でした。
 ミラレーンのバブァー風コートも、売れし恥ずかしの紺ブレもいい感じしたが、極めつけは「バンソン」とのWネームの革ジャケットでございます。写真のダブルのライダースは袖がネービーとグリーン、身ごろはブラウンという弓削節全開の素敵すぎる配色で、鼻血が出そうになりました。トリコロールで「Y」のワッペン付のTJPも最高です。キレカジ命だった高校生のころ、バンソンは僕にとってハードすぎて着られませんでしたが、これなら着てみたいと思う。
 でも。でもでも。一筋縄じゃないこのデザイナーは、サイズ感まで当時を復刻してしまったのです。Wのライダース、思わず付けそうになってしまいましたが、腕がごん太なのです。今のドメでは60センチ代が当たり前のジャケットの着丈も、70センチ代後半だったり……。
 レディースでは東京を代表する人気ブランドに成長しつつあるユージュですが、昨シーズンからこっそりメンズを再開していたのは皆さんご存じでしょうか。他に並ぶブランドがない独特のサイズ感、ぶっ飛んだ色使いなど癖はすごくありますが、とっても素敵な洋服がそろっています。勇気のあるバイヤーさんはぜひ!(K・M)
2009年04月23日(木)  06:00  / この記事のURL