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コスプレ女性を見て考えた

 ここは都内郊外の公園に隣接する喫茶店。大きな噴水を望む一席で、久々に週末の、午後の穏やかなティータイムを楽しんでいた。
 読書に浸ること1時間。疲れた目を休ませようと、目の前の噴水に目をやると――。そこにはコスプレーヤーがいた。しかも、1人ではない。うじゃうじゃと。
 思わず目を疑ってしまった。この公園を知って、早15年。今までこんな光景は見たことがない。思わず店の従業員に尋ねてしまった。彼女いわく、この半年の間で急増したとのこと。どこかのイベント会社が主催し、近隣から多くの若い女性(まれに男性も)が集まって来るらしい。
 撮影に興じる彼女たちを見る。おそらく何かのアニメキャラを模した姿なのだろう。色とりどりの服装で、普段の生活であれば絶対にしないであろうナルシスティックなポーズを決める。ちょいとばかし、こちらが赤面してしまうような光景だ。
 しかし、気になって仕方のなかったモノがある。それは、衣装の素材感。テロンテロンで、立体感や落ち感といった素材の表情がまるでない。好きなキャラは一過性で、しかも彼女たちの手作りであろうから、それはそれで仕方ないのだが、アニメの世界観を具現化しているとは思えないシロモノだった。
 日本のアニメや漫画は、世界に誇れる文化だという。もちろん、合繊の技術も世界一だと繊維業界の誰もが認めることだろう。この両者を、オタクの聖地、秋葉原で結びつけ、世界に発信するようなイベントができないかしら…そんなことを、コスプレーヤーを眺めながら考えてしまった。(M・K)
2009年02月10日(火)  07:00  / この記事のURL