アパレルウェブ ホーム
« 2009年01月22日   |   Main   |  2009年01月26日 »

不安な時代は身を飾る?!

 不況など経済的社会的に不安な時代は、シンプルで無難なファッションが主流になると思っていませんでしたか。イタリア貿易振興会(ICE)主催「モーダイタリア展」で、ファッションエキスパートのアルド・プレモリ氏による「09/10秋冬レディース・トレンド」は、そんなイメージ(思い込み?)を覆すものでした。
 不安な時代こそ、デコラティブなファッションがトレンドの一つとして浮上すると言います。装飾的なファッションで身体を包み、外部(社会)から自分を守ろうとする傾向が強まるそうです。「ある種、人間の本能、DNAに刻まれているのでは。過去においても同様の傾向が見られた」と分析します。
 これは、“エコ”を切り口としたファションにも通じるそうです。オーガニックフードに代表される“オーガニック=リッチの象徴”が一方の極となり、シンプルなエコとは別に、派手な装飾が多用されると言います。エコこそ新たなラグジュアリーという解釈です。
 確か、9・11米国同時多発テロの後は、ファッションを含むライフスタイル全般で、家庭や自身の内面に回帰するコクーニング(蚕が繭にこもるさま)現象が見られました。
 あらためて、ファッションは社会を反映する鏡なんだなあと、考えさせられた次第です。(N・O)
2009年01月23日(金)  07:00  / この記事のURL