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歴史的な瞬間

 20日、米国で大統領就任式が行われた。初めての黒人大統領であり、歴史的な瞬間だった。ブッシュ政権がこれまで蓄積してきた双子の赤字や金融不安による景気低迷、イラク、アフガニスタンへの派兵といった数々の問題をどう解決に導くか、手腕が問われる。
 その期待が円安ドル高になって表れるかと思いきや、20日15時現在の為替は前日より40銭安の90円と今一つ。株価も欧州連合(EU)の欧州委員会が2009年のユーロ圏の実質経済成長率をマイナス1・9%と予測したこともあって、日経平均が前日終値を250円ほど下回る8000円近辺の小動きと、思っていたようには上がっていない。
 確かに14日の1ドル88円台に比べ、ドルが買い戻されている感はあるが、市場に大きな期待が反映されているかどうかは疑問だ。繊維産業は円安よりも円高の方が有利という声が聞かれるが、メードイン・ジャパンの高品質な素材の存在感を世界で発揮していくためには円安の方が輸出しやすいという点からも、現状の為替は懸念を感じる水準。むしろ円高還元で衣料がより安値競争をしてしまうことで、国内の生産基盤が疲弊してしまう危険性を強く感じてしまう。(Y・O)
2009年01月21日(水)  04:33  / この記事のURL