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タオル村から造船村へ

 今治タオル産地がある今治市の中心地に、かつてタオル村があった。今日では今治国際ホテルを中心に、すっかり今治造船(イマゾウ)村に変わってしまった。場所は今年末で閉店する今治大丸がある常磐町4丁目の南側に隣接する旭町、南宝来町近辺だ。
 今治国際ホテルは、タオル工場の跡に建つイマゾウの子会社。高さが約102メートルのランドマークタワーは四国最大級を誇り、造船日本一の今治を象徴する。その南西50メートルほどのところにあるタオル工場跡地もイマゾウが購入し整地が進む。ホテルの駐車場となる。
 タオル村の象徴はタオル会館だ。かつて組合の事務所があり、現在も組合のホテルがある。組合事務所は20年ほど前に繊維リソースセンター(テクスポート今治)に移転してしまった。しかし今も、土地、建物を所有する。最近、駐車場部分をイマゾウへ売却する話が具体化した。さらにその先にはタオル会館も含めた地域の都市再開発計画がある。タオル村最後の砦も風前のともしびか…。
 今治国際ホテルとタオル会館の間には1街区があり、そこには廃屋に近いホテル跡と店舗がある。これらもイマゾウの所有だ。タオル工場は1970年前後から、倒産や郊外移転で1軒、また1軒と姿を消した。その跡をイマゾウが買収する。タオル担当者として長年、今治タオルを見てきた記者として寂しさを感じる。(SH)
写真は、造船村の象徴、今治国際ホテルのランドマークタワー
2008年12月17日(水)  03:31  / この記事のURL