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日本素材で世界市場へ

 豊田通商は8月30日、「NAOKI TAKIZAWA」ファッションショーを名古屋市内の同社コーポレートショールームで行った。デザイナーの滝沢直己氏は、欧州のメゾンも評価する国産素材や技術を積極的に活用して作品を創り上げている。
 世界最軽量の薄地ポリエステルに細かいプリーツを施し、さらに箔プリントしたドレス、わたに手描きした生地の上に同薄地ポリエステルを重ねたブルゾンなど、素材と技術の持ち味を巧みに生かした。「一回のコレクションだけで終わらせるのではなく、同一素材や技術を継続して開発しながら、特徴のある作品を発表していきたい」と、滝沢氏は発言しており、今後の発展が期待される。
 国産素材が欧州メゾンで採用されるようになって以降、日本の繊維関係者の間で国産素材・技術を再評価する傾向にある。国内マーケットは百貨店をはじめ、実際には低価格志向が一段と強まっているが、グローバルに市場を獲得すれば、高額の日本品でも一定規模の商圏は見込める。
 豊田通商の子会社ビスケーホールディングスは滝沢氏の「NAOKI TAKIZAWA DESIGN(NTD)」と資本提携しており、今後は生産や調達、国内外での販売の協力体制を強化して国内外へ販売したいという。一つでも多くの成功事例が生まれ、新しいビジネスモデルとして定着してほしい。 (F・K)
2008年09月04日(木)  06:33  / この記事のURL