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ある中国で育った繊維マン

 中国と深くかかわった商社マンから読むよう薦められ、本を借り受けた。『紅い桜』(講談社=写真)である。
 中国にあこがれ中国語を学び、日本に留学していた中国人と結婚し中国に渡った日本人妻の話を書き起こしたもので、文化大革命時の混乱が庶民にどのような影響を与えたのか、涙なくして前に進めない内容だった。
 この本の帯にある可愛い顔をした男児、今は40代のオジサンである。10代のころ日本に帰国し、いま再び中国で仕事をしている。中国でめきめき成長するアパレルメーカーのデザイナー集団を率いて、中国国内市場を攻める役割を担うこの人に、過去の辛酸はその明るい表情からはうかがえない。
 ヤンガー集団の李如成総裁をはじめ、文革時に青春時代を送った人たちが今の中国を引っ張っている。かれらがリーダー役を果たす中国。あの“政治の時代”は真っ平、という人がきっと多いことだろう。(A・M)
2008年08月07日(木)  06:32  / この記事のURL