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思い込みと気負い過ぎ

 日本カーペット工業組合が3月1〜6日、中国・上海で開かれる第18回華東交易会に出展する。大阪府、大阪市、大阪府ものづくり振興協会で構成するOSAKA「市(いち)」開催実行委員会のブースだ。カーペットは海外品による侵食が続く。
 そんな業界が「輸出に取り組む」と思い込んでしまった。大阪府下に製造拠点を持つ5社が出展する。5社とも、主な商品はタイルカーペット。「建築需要が旺盛な中国市場にチャレンジか」。だが、日本品に現地で価格競争力がないことは承知していたはず。にもかかわらず、「何か競争力のある新商品を持ってのチャレンジでは?」などの思惑を持って取材を始めた。
 「はじめての海外出展ですね。輸出に取り組むのですか」。すっかり輸出に取り組むという考えに陥った。田淵博専務理事は「大阪府から出展要請を受け、お受けすることにした。中国への輸出は現状では無理」と、完全に思惑は外れた。
 「出展要請を受けたので、府のブースの床に出展社のタイルカーペットを敷くことで協力します」。府のブースを5つに分け、5社がそれぞれのタイルカーペットを敷く。「来場者が他ブースのニードルパンチ不織布の床と日本製タイルカーペットを敷いた床を比べて日本製の良さを感じていただければ…」。
 思い込みが激しかった。気負っていただけに、実情を聞いて「がっくり」。(H.S)
2008年02月21日(木)  07:23  / この記事のURL