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働かない公的機関

 千葉市保健所が、健康被害を訴えて女性が持ち込んだ中国産冷凍ギョーザを受け取らなかった。その理由が「病院から食中毒発生の連絡がなく、中毒症状を訴える通報もこの女性の1件だけ」だったという。公的機関は事例が1件だけなら動かないらしい。記者も昨年9月に同じような例に出くわした。
 4大悪臭に効果があると表示を偽装したタオルが販売されたことがあった。そのとき効果がないことを発見した人は最初、公的な消費者センターにデータを付けて訴えた。ところが「あなただけでしょ。他からそのようなクレームは来ていません」と門前払い。新聞社に持ち込んでやっと公になり、改めて性能確認した発売元は、事実確認のうえで、タオルを回収した。
 報道によればこの保健所、「発売した企業が検査している」と言ったという。どこを向いているのか問いたいもの。「判断にミスがなかった」と責任逃れしているが、これでは国民の安全と健康は守れない。保健所も消費者センターも、我々にとってかけがえのない機関だ。たった一人の切実な訴えでも動ける機関への変革を望む。(H.S)
2008年02月06日(水)  07:20  / この記事のURL