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染色 光沢系の加工素材が充実

 先日開かれた「JFWジャパン・クリエーション(JFW―JC)」。染色企業はファッションのトレンドに沿って、依然人気のある“光沢”をキーワードにした新加工素材の開発が目立った。
 ウール素材の加工を得意とするソトーは、ウールが本来保有するナチュラルな光沢を極限にまで引き出した「エメラルドウール」、綿サイドの改質で目面のシャープさとドレープ性に清涼感を付与した「クリスタルコットン」など投入した。JC春夏展から引き続き展示したウールの耐久性光沢加工素材「美ライトW」は、その表面感の美しさから注目を集めていた。
 サカイオーベックスは、光沢系を意識した「メタリオン」「銀河」の2加工を発表。メタリオンは光沢とともに「ねとっとした質感」が特徴で、見た目より軽いというギャップが楽しめ、主にダウン向け素材として提案する。銀河は文字通り生地にラメがちりばめられたきれいめの素材だ。
小松精練は、ハリコシ感とナチュラルな表面感が特徴の形状保持素材「テクノビンテージBJ」の国内販売を本格化。今年新たに開発した、うるし調の上品さと多段階の光沢感を兼ね備えた素材「ルガーノ」ともに国内外への市場開拓を進める。
シルク系素材の引き合いが好調のなかで、注目を引いたのが日本蚕毛染色(京都府伏見区)の特殊シルク素材「セレーサ・カルメン」。肌着にして洗濯しても、30回程度ならほとんど品質が変わらない優れた素材だ。
 どんな素材でも“化”かしてしまう染色企業。その実力は海外企業に比べてもまだまだ高い!(Y・O)

  

【写真1】ウール素材と思えない光沢感を表現したソトーの「美ライトW」
【写真2】日本蚕毛染色の「セレーサ・カルメン」で作った肌着の洗濯耐久性のテスト。その違いは一目瞭然
「セレーサ・カルメン」を使った肌着(右)
普通のシルクを使った肌着(左)

2007年12月13日(木)  05:55  / この記事のURL