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まずは、お疲れ様でした!

 怒涛の1カ月……。素材メーカーや生地商各社の展示会に加え、桐生、福井、大阪、尾州、栃尾、京都などの産地展。そしてプレミアム・ジャパン・クラブ展やテキスタイルネットワーク展、クリエーション・ビジネス・フォーラムなど、産地の枠を越えた合同展――この1カ月、東京はテキスタイル展に彩られた。
 出展者の中には、複数展を同時進行させるところも。今秋は、ミセスを中心にアパレルの展示会が重なり、自らの展示会の合間を縫って、テキスタイル展に来場したバイヤーも少なくなかったとか。皆さん本当にお疲れ様でした。
 一段落して思うのは、各展とも回を重ねるごとに“売ろうとする熱意と工夫”がパワーアップしていること。取材中も出展者の視線は常に来場者の動きを追い、中断することも度々。また産地内はもとより、他産地企業との共同開発や客先の相互紹介も進展した。良い意味での競争と協調が進んでいるようだ。
 一方でジレンマも残る。生地メーカーもバイヤーも「これがいい」というものほど、価格がネックで商談につながらない。成約しそうでも量がまとまらない、逆にボリュームに対応できない。日本だからこそできる生地ほど、価格とビジネスロットが足かせになるというジレンマは、まだ解決しそうにない。
 産地間の協業は、柔軟なロットへの対応にも発揮できないだろうか。日本のモノ作りの灯が消えないうちに、アパレルや商社、小売りともう一段深いところでの議論に期待したい。それとも何らかの形で消費者の理解を促さなければならないところまで来ているのだろうか。(N.O)
2007年11月20日(火)  06:25  / この記事のURL