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変えない魅力

 ミズノのサッカー用スパイクは「イグニタス」「モレリア」「ソニック」の3シリーズが主力商品である。このうち無回転シュートが打ちやすくなる「イグニタス」とドリブルがしやすくなる「ソニック」はほかにない新しい機能を訴求している商品だ。
 その一方で「モレリア」は25年前から展開しているベーシックなモデル。現在では、祖父から3世代に渡って履いているユーザーもいるという。商品は日本生産にこだわり、一貫して「軽くて履き心地の良い」商品として展開してきた。このような商品はすでにユーザーからの評価が定まっており、「変わらない」ことも重要となる。
 マーケットには「新しいモノに興味がいく人」と「靴は足に合うものが良いという人(靴を変えたがらない)」がいる。前者に対しては新商品の開発が重要。一方、靴に限らず様々な分野で商品サイクルが短くなる中、後者のような人たちには、買い替えの時にはすでに廃盤となり、気に入った商品を買いたくても買えないという悩みもある。伝統的なモデルはこういった層に対して武器となり、そのためには根本の部分を変えない形でいかにブランド価値を高めていくかという視点が必要だ。
 消費者は様々な志向を持つ。マーケットの形に合わせて商品構成をどうしていくかが重要である。
(KH)
2011年04月25日(月)  10:00  / この記事のURL

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