なぜ自衛隊の戦闘服は綿・ビニロン混なのか
不世出の英雄、ナポレオンも乗り越えることができなかったのが天候である。夏に始まったロシア遠征は、ロシア軍伝統の焦土作戦で足止めされたところに、冬将軍が到来する。夏服しか持たないナポレオン軍が、次々と凍死することになる。これは極端な例かもしれないが、軍において戦闘服がどれほど重要かということをよく表している。
さて、日本の自衛隊の戦闘服は綿・ビニロン混である。綿は風合いを補助するために混紡されているのであり、素材的な主役はビニロンとなる。なぜビニロンなのかというと、きちんと理由がある。ビニロンは国産合繊であり、石灰岩を原料にすることができる。これは日本国内にほぼ無尽蔵にある。つまり、海外に粗原料を依存しない唯一の合繊なのである。
民主党政権の肝煎りで実施された「事業仕分け」は、おおむね国民の支持を得ている。不透明な予算の使い方をオープンにした点で画期的だった。ただ、ときおり素人意見がまかり通ることが問題だ。例えば「自衛隊の戦闘服の調達コストが高い。海外調達すればもっと安くなる」という意見が出されたが、まったく歴史を知らない非常識な意見。海外素材に海外縫製の軍服をあてがわれたのでは、天下のナポレオンでもお手上げに違いない。(M.U)
さて、日本の自衛隊の戦闘服は綿・ビニロン混である。綿は風合いを補助するために混紡されているのであり、素材的な主役はビニロンとなる。なぜビニロンなのかというと、きちんと理由がある。ビニロンは国産合繊であり、石灰岩を原料にすることができる。これは日本国内にほぼ無尽蔵にある。つまり、海外に粗原料を依存しない唯一の合繊なのである。
民主党政権の肝煎りで実施された「事業仕分け」は、おおむね国民の支持を得ている。不透明な予算の使い方をオープンにした点で画期的だった。ただ、ときおり素人意見がまかり通ることが問題だ。例えば「自衛隊の戦闘服の調達コストが高い。海外調達すればもっと安くなる」という意見が出されたが、まったく歴史を知らない非常識な意見。海外素材に海外縫製の軍服をあてがわれたのでは、天下のナポレオンでもお手上げに違いない。(M.U)
2009年12月01日(火)
10:00
/ この記事のURL




この記事のURL