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性と体と制服と

 【東京本社】LGBT対応に学生服業界が動く。心と体の性が異なる「トランスジェンダー」の生徒のため、ストレスなく着られる制服が開発されている。例えばファスナーにしたブレザーはボタンの右前、左前を排したアイデア。女子もパンツが選べる、女子のリボンを男女統一のネクタイにするなど。8日付「繊維ニュース」で紹介した弥生美術館(東京都文京区)の企画展「ニッポン制服百年史」でもサンプル(写真)が紹介されていた。
 中学、高校の3年、一貫校なら6年着る制服。したくもない男装/女装を強いられるとしたら、苦痛だろう。学生服の対応の早さと、きめ細かさに感心させられる。
 一方で、気になるところも。本心では、セーラー服やスカートをはきたい男子、詰め襟を着たい女子もいるのではないか。
性差から生じる問題は根深い。外見を目立たなくするだけでは、本当のジェンダーレスとは言えないだろう。
 とはいえ、日本のLGBT論議はまだ緒に就いたばかり。誰もが自分らしく暮らせる社会というゴールに向け、学生服が一石を投じてくれることを。(周)
2019年05月10日(金)  10:00  / この記事のURL

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