アパレルウェブ ホーム
«盲腸線に乗る  |   Main   |  サツマイモの植付け»

ジャカードの未来

 【大阪本社】写真は播州織産地の機業が保有するジャカード織機。ここ数年続く服地の「表面変化ブーム」の恩恵もあり、受注は潤沢という。「今後の見通しは立てにくい」そうだが、業界ではジャカードはもはや定着したとの指摘もある。
 ジャカードと言えば、トレンドに大きく左右される生地の種類として有名な存在。フラットな無地やプリントがトレンドの際には生地表面の凹凸が最大の特徴であるジャカードは見向きもされず、各産地のジャカード織機や編み機は、極端ではなくストップする。
 しかし4〜5年前から続くジャカードブームは今もなお続いている。2年ほど前にトレンドのピークは迎えたとされるが、産地への発注が急減することは無かった。その要因はトレンドだけではなく、「手の込んだものは一定日本に残る」という以前からの仮説を実証したことによるのかもしれない。
 平織りなどは糸や染色、加工などでの差別化は図れるが、織りや編み単独での差別化は難しい。手間のかかるジャカードはここに優位性がある。J∞クオリティーに代表されるように国内生産を守ろうという意識が浸透しつつある今、トレンドに左右されないモノ作りが産地に根付く可能性は高い。ジャカードはその筆頭になるだろう。(武)
2016年05月12日(木)  10:00  / この記事のURL

この記事のURL

http://apalog.com/daisen/archive/2092