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縫製業は奥が深い

 先週、東京都内の縫製工場である辻洋装店(写真)に取材に行った。同社の辻庸介社長に工場の案内をしてもらい、生地の裁断やアイロン掛け、ミシン作業など縫製業の現場を見学した。レーザーを当てて正確にラインを示して生地を裁断するなど縫製業の匠の技に魅せられた。

 人材育成にも注力する同社は毎年、新入社員を採用する。多くの社員が一所懸命に技術向上に励むが、辻社長に言わせれば「2、3年ではまだ使えない。最低10年やらないと仕事は任せられない」と語る。
 同社はパターンの設計から検品など一貫した生産体制を敷いている。デザイナーによっては口答でデザインのフォルムやディテールを説明するケースもある。辻社長は「縫製業は技術面だけでなく、そうしたデザイナーの意向をくみ取ったモノ作りも非常に重要だ」と強調する。同時に「だから、面白くて奥が深い」と話す。長年、縫製業を続けてきた同氏ならではの言葉だ。(K・K)
2013年12月25日(水)  10:00  / この記事のURL

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