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途切れた流れ

 【大阪本社】久々の福井出張につき、以前の行きつけの店へ。約2年ぶりの訪問だったが、入店するなり「あら、お久しぶり」と女将さん。幾度も通ったとはいえまだ覚えてもらっていたことをうれしく思いつつ、相変わらずの絶品料理の数々に舌鼓を打った。
 前任の北陸担当である先輩に教えてもらったこのお店。当時は近所に支局兼住居があったこともあり、通った。メニューに価格は一切書いていないが、高くはない。食材にも大きく左右されるが、飲んで食べて一人で5千円から1万円に収まる。もちろん、少しのお酒とつまみだけならもっと安くつく。海鮮を中心としたその日のお薦めを吟味して刺身などを頼み、カウンターに盛られたその日の大皿料理から幾つかを選ぶのが定番だ。何を選んでも、とてもおいしい。
 しばし女将さんと近況を報告し合う。聞けば、前任者もたまに顔を出すという。年に数回あるかないかの福井出張時には必ず顔を出しているようだ。この律儀(?)な前任者からお店を引き継いだ身としては流れを絶やしたくなく、自身の後任にもこの店を勧めた。後任も「一回行ってみるわ」との回答。この回答が半年以上前か。
 女将さんによると、それらしき人は一回も来ていないとのこと。素性を明かさず訪れた可能性もなくはないが、一人で行けばカウンターに通され、話好きの女将さんと会話しないわけもない。おそらく行っていないのだろう。流れは途切れてしまった……。後任のあなた!早く行くように!(武)
2019年06月13日(木)  10:00  / この記事のURL

引き立て役にも衣装

【東京本社】親族の結婚式が近い。ダークスーツばかりでも芸がないな、とフォーマル専門のレンタルサービスを利用することにした。昼の式なので、ディレクターズ・スーツを選んでみる。燕尾服の上着だけ普通のジャケットに変えたスタイルで、ついでに調べたら米国ではストロウラー、英国ではブラック・ラウンジと呼ぶそう。
 店に行き、ひとそろい着こんで鏡の前に立つと、
昭和の漫画に出てくる「田舎の校長先生」がそこにいた。ベーシックなデザインだが、スリムシルエット全盛の今、いささか野暮くさい。股上の深い縞パンツがまた、昔の校長先生度を強調している。素材も厚手で、屋内とはいえ夏場は辛い。軽く滅入ってきたが、まあいいや引き立て役だし、と清算した。
 新郎用のタキシードは色もシルエットもいろいろあるのに、参列者用の衣装は汎用性一点張り。汎用性が高いということは、カッコよくも快適でもないということだ。新郎新婦より目立たずとも、キマる服を着たいニーズはあるのではないか。
 親しい人たちはとうに身を固めたか、そうでなければ独身の決意を固めた。結婚衣装も今回が着収めかもしれない。帰宅して妻にそんな話をしたら、「これからまた増えるかも」と。そう、親戚の子供たちが次々に成人するのだ。ブツブツ文句を言うくらいなら、やはり一着買っておいてもいいか。(周)
2019年06月12日(水)  10:00  / この記事のURL

『地震雲』

【大阪本社】旧暦5 月9 日、七十二候では芒種の初侯、蟷螂(かまきり)生ず。
昨年2018年(平成30年)6月18日7時58分ごろ、大阪府北部地震は発生した。地震の規模はM6.1で、震源の深さは13 `。今後30年の間に南海トラフが起こるという情報におびえながら大阪で地震など起こるはずもないと高をくくっていた。そこに、突然の大揺れにおろおろするばかりであった。
最近、地震雲と言われる雲が、3月9日、4月13日、16日、5月5日、12日、19日、22日、26日、27日、30日と自分が気付いただけでも3月〜5月の3カ月間に10回も見受けられた。大阪府北部地震は大阪府周辺の活断層のうち「有馬―高槻断層帯」「上町断層帯」「生駒断層帯」の三つが交差する複雑な場所で起きた。
このうちの有馬―高槻断層帯が、1596年に起きた慶長伏見地震でM7.9最大級の活動を示した。豊臣秀吉が築いた伏見城(京都市伏見区)の天守閣の上半分が崩れ300人余りの命を失われたという。過去にもこの地震のほかにも平安、鎌倉の時代から大阪は数多の地震に襲われてきた。   
地震雲についての気象庁の見解は、「雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。大気は地形の影響を受けますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません」とHPに掲載している。(博)
2019年06月11日(火)  10:00  / この記事のURL

意外な先客

 【東京本社】先日、腕時計とシルバーアクセサリー、スニーカーの下見に都内の専門店に向かった。
 腕統計の専門店に行くと「次回の入荷は未定です。お客さまの前に数百人が待っている状態でして……」とのこと。気を取り直してシルバーアクセサリーの店舗(某海外ブランド)に行くと「ご希望の商品は3カ月待ちでして……」と言われてしまった。二度あることは三度あると言うが、スニーカー専門店に行くと「そのスニーカーは店頭に出ません……。抽選販売になります。抽選券は土曜日に並んで取得してくださいませ」と笑顔で言われてしまった。
 ある程度は覚悟していたが、ここまで実物が見られないとなると、さすがにあきれるしかなかった。ちなみにスニーカーの抽選券は徹夜で並ばないと手に入らないらしい。
 そこで、どういう人物がこの商品を購入しているのか聞いてみた。それは意外にも日本人の20〜40代男性という答えが返ってきた。
 腕時計の販売員は「ほとんど投機目的ですよ。値崩れしない品番から売れていきます。転売目的の中国人もいますが、消費増税前に(日本人が)購入してますよ」と説明する。シルバーアクセサリーとスニーカーでも同じような回答があり、プレミアムが付いてからゆっくり売るらしい。
 早速、フリマアプリの「メルカリ」をのぞいてみると、シルバーアクセサリーは定価の1・5倍、目当てのスニーカーは旧式でも5倍以上になっていた(どれも中古品)。腕時計は出品すらない状態で、某オークションサイトでは定価の3倍になっている。ゼロ金利時代の影響というか、こうしたファッションアイテムも投機対象になることを(納得していないが)見せつけられた。
 腕時計の販売員に「これって異常な状態ですよね」と誘導尋問をしたら、「そ、そうですね。申し訳ありません」と謝罪されてしまった。あなたは悪くありませんから。(市)
2019年06月10日(月)  10:00  / この記事のURL

玄関用も壁掛けに

 【大阪本社】先日、あるカーペットメーカーの展示会で、小さなタペストリーを見掛けた。クオリティーの高さに感心していると、玄関や浴室用フロアマットだと聞いて少し意外な気がした。
 デザイナーの話によると「柄を見やすくするため壁掛けにしてみたが、デザインが気に入れば、使い方は消費者が決めればいいのでは。むしろインテリアコーディネートの一例として奨励したい」そうだ。
 画像上は、ゴブラン織り風の動物柄、下はミッドセンチュリーな交通標識とモチーフは対照的ながらインテリアに映えそう。ビンテージ風の退色した雰囲気は、インクジェットプリントの妙味によるもの。
 ちなみにタペストリーといえば製織された工芸品を連想しやすく、高価な印象が強い。フロアマットの価格帯ならばお手頃か。
 展示用としてのアプローチではなく、室内装飾として普及してもいいと思った。(和)
2019年06月07日(金)  10:00  / この記事のURL
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