古代布の息づかい
やっと取れた大型連休、福島県を訪れた。五色沼歩きの後で休憩した「裏磐梯ビジターセンター」で「からむし織」の展示コーナーを見つけた。苧麻、青苧の茎の皮から繊維をとって編んだ麻糸が「からむし」だ。
この麻を素材に、各地で奈良晒・越後縮・近江麻などの特産品が作られた。五色沼昭和村は、本州唯一のからむし栽培地として600年を越える歴史がある。説明によると、「からむしの繊維をとる」にはかなりの労力が要る。炎天下の刈り取りに始まって晒し、皮をそぎ、乾燥させる。さらに繊維を手でつなぎあわせる「苧績(おう)み」、糸車で撚りをかけて糸をつむぐ作業がある。完全オーガニック、オールハンドメードというところだが1反作るのに半月かかったというから、当時の女性たちの苦労がしのばれる。繊維をめぐるニュースを追いかけ、振り回される日々だが、ときに触れるこうした伝統工芸の静かな風格には、いやされる。
この麻を素材に、各地で奈良晒・越後縮・近江麻などの特産品が作られた。五色沼昭和村は、本州唯一のからむし栽培地として600年を越える歴史がある。説明によると、「からむしの繊維をとる」にはかなりの労力が要る。炎天下の刈り取りに始まって晒し、皮をそぎ、乾燥させる。さらに繊維を手でつなぎあわせる「苧績(おう)み」、糸車で撚りをかけて糸をつむぐ作業がある。完全オーガニック、オールハンドメードというところだが1反作るのに半月かかったというから、当時の女性たちの苦労がしのばれる。繊維をめぐるニュースを追いかけ、振り回される日々だが、ときに触れるこうした伝統工芸の静かな風格には、いやされる。
2008年05月09日(金)
05:43
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