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インバウンドはすごい

 【大阪本社】3連休の中日に京都府舞鶴市にある松尾寺(まつのおでら 写真)に行ってきた。ここは西国三十三カ所の第29番札所で、慶雲5年(708年)に創建されたと伝えられる古びた雰囲気の山寺である。国宝の普賢延命像、重要文化財の快慶作・阿弥陀如来坐像、同じく重文の法華曼荼羅といった収蔵する文化財の多さで知られる名刹(めいさつ)らしい。本尊は馬頭観音坐像なのだが、御開帳は77年に1度のため、次回は2086年に行われるという。仁王門には本来、2体の阿形(あぎょう)像、吽形(うんぎょう)像が置かれてあるはずが、なぜか阿形、吽形の写真が立てかけられているだけ。どうやら修理中らしい。わざわざ1時間強をかけて訪れてはみたものの、目当ての御朱印以外は見どころの少ない訪問となった。さらに当日はあいにくの雨。人出は少なかろうと踏んでいたのだが、団体客を含む50〜60人とすれ違った。半分くらいは(たぶん)中国人と韓国人。わざわざこんな所にまで足を延ばしてくるとは、インバウンドの熱気というか執念に改めて驚かされた1日だった。(気)
2019年07月23日(火)  10:00  / この記事のURL

どこか遠くへ

 【東京本社】日本航空(JAL)が導入した仏・エアバス社の最新鋭機「A350―900型機」の初号機を運行開始(9月1日)前に見る機会があった。真新しい機内を目にし、“行き先はどこでもいいので、乗せてほしい”という歌が頭に浮かんだ。その瞬間、「どこか遠くへ」と切に願った。
 念願かなってというわけではないが、欧州最大規模の服地見本市「ミラノ・ウニカ」の取材で、イタリア・ミラノを訪ねることになった。飛行機の中は日本人が多く、経由地のフィンランド・ヘルシンキ空港でもノートパソコンを抱え、メールをチェックする日本人の姿が目立った。
 遠くまで来たはずなのに、遠くではない。前に書いたかもしれないが、願った「遠く」は物理的な距離ではなかったようだ。「ジョージア(国)に行ってみたい。日本人がほとんどいないらしい」。過去の同僚との何気ない会話が今更ながら心のどこかに突き刺さった。
 乗り継ぎ便のドリンクサービス。「コーク、プリーズ」「コーヒー? ブラック? ミルク?」「ノー、コーク、プリーズ」。コーラ飲料は有料だと分かり、うなだれて水を頼む。哀れに思ったのか、キャビンクルーは、他にもジュースがあるとほほ笑んでくれた。優しさに感激し、グレープジュースをお願いした。オレンジジュースが出てきた。遠くにいると実感した。(桃)
2019年07月22日(月)  10:00  / この記事のURL

半年続く閉店セールにあきれる

 【大阪本社】自宅の駅から歩いてすぐのところにスーツ、フォーマルウエアをメインとする大手アパレルの郊外店がある。「完全閉店」のでかでかとした張り紙やのぼりが立ったのは、まだ寒さが身にしみる春先だった。
 開店して2年もたっていなかったのではないか。
平日はだいたい決まった時間帯に店の前を通るが駐車場に車がないことが多く、一体誰が買いに来るのかと思っていたが、やはり閉店という決断になった。
 あきれたのは閉店セールの長さ。実に半年も自慢にもならない閉店をうたって在庫をさばき続けた。正直、これは“閉店商法”とでも言うべき新手の客寄せなのではと思ったほど。たまたまその店の前を通りがかった人にしてみれば、「閉店か! 安いかも。行ってみよう」と食指が動くかも知れない。
 だが、近隣住民は、半年も閉店をこれでもかとアピールする店を見てどう思っただろう。在庫を吐きつくそうとしているようにしか映らない。おそらく企業イメージをかなり落としたように思う。(学)
2019年07月19日(金)  10:00  / この記事のURL

「逃亡犯条例」で混乱続く香港

 【上海支局】「逃亡犯条例」改正案に対する香港市民の抗議活動は、収束の兆しが見えない。55万人が参加した1日は、若者ら千人以上が、立法会(議会)を一時占拠する事態となった。
 香港政府が同条例の改正に動いたきっかけは、台湾に旅行中の香港人カップルが起こした殺人事件だ。改正の狙いは、台湾など犯人引き渡し条約を結んでいない国・地域で香港人が殺人を犯し、香港に逃げた際、野放しになってしまう状況をなくすことで、中国本土への犯人引き渡しが本来の目的ではなかった可能性が高い。
 ただ、中国本土への身柄引き渡しも認める内容だったことから、中国政府の“不当逮捕”を懸念する市民たちが抗議に立ち上がった。
 香港政府が市民の理解を得られないまま改正を急いだ代償は大きい。福建省のアモイに親戚を持つ30代女性は、「父親は中国びいきで毎日CCTV(中国中央電視台)を見ているが、母親は反中国」、自身は中道派だった。ところが、今回は市民の声に耳を貸さない香港政府への憤りから、デモに初参加した。こうした失われた市民の信頼を取り戻すのは容易ではない。(祐)
2019年07月18日(木)  10:00  / この記事のURL

ネコ柄が人気

 【大阪本社】切り売り市場でネコ柄が人気沸騰中だそう。切り売りという単語が耳慣れない人のために説明しておくと、店頭で生地をはさみなどで切って販売することがゆえん。要するに、街の手芸ショップや生地ショップのことを指す。
 ここで売れる生地は、アパレル業界とは少々異なる。例えば婦人服では目まぐるしくトレンドが変化する上、世代によっても売れる生地は大きく変わる。切り売り市場ではそこまでトレンド変化は目まぐるしくないが、傾向はある。切り売り市場向けに生地を販売する幾つかの生地商社への取材では、19秋冬はネコ柄が大人気の様相と言う。
 アパレルのように大量生産品ではないので機会は多くないだろうが、街を歩くときに手作りのネコ柄の服や雑貨と遭遇することもあるかも。少し気にして歩いてみよう。(武)

2019年07月17日(水)  10:00  / この記事のURL
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