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“経営者”と“経営管理者”
PRESIDENT Online で連載中の「永守社長直伝!リーダーの心を鍛える」。

昨年末に発売された『日本電産永守重信社長からのファクス42枚』という

単行本が元になっている記事です。

これまでに複数の記事が公開されていますが、今日はその中からひとつ

紹介します。


▼ 日本電産・永守社長からのファクス「君は経営者か、経営管理者か」(PRESIDENT Online)


永守社長は“経営者”と“経営管理者”の違いについてこう説明しています。

それは

リスクに直面したときに、どう向き合うか

ということ。記事には

たった1人で、どんな試練にも強い覚悟をもって臨み、絶対に逃げないという

姿勢が求められる。


という言葉で説明されています。


困難や試練から「逃げない」こと。

これは本当につらく、苦しいことです。

自分自身、この会社を立ち上げてから今日までの間にたくさんの困難や試練に

直面し続けてきました。

「もうだめだ」と思ったことも一度や二度ではありません。

でも、そのたびに

「逃げたらどうなる? 社員はどうなる? 俺は絶対逃げるわけにはいかない、

立ち向かうしかないのだ」


そんな思いで自身を奮い立たせてきた17年間だったなぁとこの記事を読んで

改めて痛感しています。


これまでも、そして、これからも。

“経営者”として自分の会社を守っていくんだと決意を新たにしました。
 2017/02/28 09:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブランドの明暗を分ける要因とは?
帰国中のりなさんと会う機会があり、いろいろな話をしました。

その中から『J.Crew』についての話題を紹介します。

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元々『J.Crew』ファンのりなさん。

彼女のブログには『J.Crew』のことがたびたび登場しています。

J.CREW 来年は盛り返せるか!?

どうなる今後のJ.Crewグループ

この2記事にあるように『J.Crew』はここ数年苦戦中。

2015年には本社スタッフのリストラも行われました。

Jクルー、本社の175人リストラ(繊研)

なぜ苦戦を強いられているのか、りなさんに聞いたところ

・ウェブマーケティングへの対応が“若干”遅かった

・ECのリニューアルも“若干”遅かった

・ソーシャルマーケティングへの対応が“若干”遅かった

・アスレジャーへの取り組みが“若干”遅かった

・ITインフラ設備への投資が“若干”遅かった


といった答えが返ってきました。

いずれも“若干”ではあるものの、今の小売業にとって不可欠な部分

=特にWEB分野への投資・対応が遅かったことが、すべての原因になった

のではないかというのが彼女の分析でした。

-----

この話を聞いて感じたのは「日本のブランドでも同じことが言えるのでは

ないだろうか」ということです。

WEB投資の差、言い換えれば、WEB施策に関する本気度の差が、好調・不調を

わける大きな要因のひとつになっているのではないかということです。

WEB施策という尺度で、一度自社の戦略を振り返ってみる

…その意義は大きいのではないでしょうか。
 2017/02/22 16:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

センス+α
先月26日の繊研に「アンダーアーマーがCESに出展した」という記事が

掲載されていました。

“ウェアラブル”に関する大きなブースを出した他、2日目に同社のCEO

ケビン・フランク氏がスポーツ業界として初の基調演説を行ったという

ことが話題になっています。

同社がCESに出した商品については、こちらの記事に詳しい解説が載って

います。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

アンダーアーマーが家電見本市に出た理由(wedge)

“センス”は、ファッションにとって不可欠なものですが、今はそれに

加えて“+α”の部分がより重視されるようになってきました。

アンダーアーマーの場合は「センス+ウェアラブル(ギア)」。

IoTが当たり前になっていく中で、同社の取り組みから学べることは

たくさんあるのではないでしょうか。


NYのりなさんがブログでフランク氏の基調講演について書いていました。

「データ」が企業の燃料となってビジネスを加速する。(NY MIX)

彼は講演でこんなことを話したそうです。

アップルやサムソンなどのブランドがアパレルを展開したら、、

ということを意識している


いまや業種・業界の垣根はないに等しいものになっています。

ファッション企業だから“センス”だけを磨いていればいい。

そんな時代ではないのです。


自社の“センス”に何を“+α”すればいいのか。

デジタル技術を駆使した“ウェアラブル(ギア)”なのか、

原材料の生産地や作り手の顔が見える“ストーリー”なのか、

商品を身につけること(購入すること)で得られる“エクスペリエンス”なのか。

自分たちの商品が消費者にどんな“+α”を提供できるのか。

それを本気になって考えなければ、生き残っていくことは

難しいのではないでしょうか。
 2017/02/20 10:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

スマホの次は“音声インターフェース(音声認識)”に注目!
今年50周年をむかえたCES

CESはいまや単なる家電見本市(展示商談会)ではなく、

AIやIoTなどのデジタル技術がどんな風に進化し、活用され、

我々の生活を変えていくのか。

そんな“ちょっと未来”の社会を体験できる場になっている

と感じています。

いつか現地にいってみたい!と思っているのですが…

なかなか難しいですね。

今日は今年のCESに関するレポートの中で、気になった技術

「音声認識」について紹介します。


CESが開幕する1月5日。日経にこんな記事がでていました。

CESの主役に躍り出たアマゾン 米中韓メーカーがAIで急接近(日本経済新聞)

商品を売る場所、あるいは物流というプラットフォームを提供する

Amazon がCESの主役になる…その鍵を握っているのが「AI」であり

「音声認識」なのです。

すぐそこにある未来、でもかたちは見えない 〜 CES 2017雑感(マイナビニュース)

こちらの記事によると

随所でずいぶん具体的に未来を提案できていたのが音声連携サービスだ。

音声サービスというと、iOSのSiriや、GoogleのOK Google、Microsoftの

Cortanaなどが思いつくが、今年のCESではAmazonのALEXAが目立っていた。

別の記事によると

自動車メーカーの米フォード・モーターが車載システムに、

LG電子が冷蔵庫に搭載するなど、幅広い民生機器メーカーが

アレクサ対応を発表


したそうです。

日本にはまだALEXA対応のサービスが上陸していないので、いまいちその

「すごさ」がわかりませんが、アメリカでの勢いは凄まじいようです。

CES の会場では、あちこちから「Hey Alexa!」の声が聞こえたほどだとか。

このまま一気にAmazonがスタンダードになっていくのか、注目です。


ちなみに「音声認識」の技術レベルについては、こんな記事もありました。

▼ CES 2017のベストガジェット、トレンド、出来事のまとめ(THE BRIDGE)
http://thebridge.jp/2017/01/the-deanbeat-great-gadgets-moments-and-trends-at-ces-2017

記事によると

1995年には、音声認識の誤認識率は100%、つまり正解率はゼロだったが、

2013年までに誤認識が23%に改善した。

そして2017年の今、人間とコンピュータの音声認識の実力は同等に達したと、

全米民生技術協会(Consumer Technology Association)の

アナリスト Shawn Dubravac 氏は CES の講演で述べていた


そうです。


こうした「音声認識」の進化が“主役”を変えるという記事もありました。

▼ スマホの次は「音声」「視線」 見えない主役の時代(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO11953410Q7A120C1H56A00/

スマホの革新的要素は、パソコンの基本だったキーボードとマウスによる操作を、

指先による操作で置き換えたことだった。(中略)

音声インターフェースはスマホに搭載され、検索をはじめとする各種の操作で、

それまでの指先による操作を不要にしつつある。


これは、PCからスマホへの変化以上に劇的な変化となるでしょう。

ALEXAやSiri、OK Googleといった“音声インターフェース”と“AI”があれば

あらゆるものが“主役”になりうるのです。

スマホやPCはもちろん、家電、車、家具、もしかしたら家などの建物そのものが

“主役”になる時代。

まさに新時代がはじまっています。

インスタに、昨秋、NYでGoogle Homeを体験してきた時の動画をUpしていますので

ぜひ再生してみてください。



 2017/02/14 10:58  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

進む二極化
昨年5月、経産省から産業構造審議会の資料として、異例のリポートが

発表されました。

▼ 21世紀からの日本への問いかけ(経産省 次官・若手未来戦略プロジェクト)

これは、菅原事務次官と若手完了約30人が検討し、まとめた“非公式な”

提言書です。

今の日本がどんな課題・問題に直面しているのか、また「これから」の

日本について興味深い考察がされていますので、まだ読んでいないという

方はぜひチェックしてみてください。




これは同レポートの15ページに掲載されているグラフです。

グラフタイトルのとおり

米国では、製造業の衰退やIT投資の拡大を背景に、様々な「差異」を

生み出すことができる上位1%の富裕層に国富が集中する現象


が進行している様子を示したものです。

1990年代のIT革命以降、一気に「格差」が広がっています。

日本では、まだこれほどの「格差」は生じていませんが

“米国で起こったことは、数年後(数十年後)日本でも起こる”

という仮説にたてば、日本でも今後一気に「格差」が広がっていくこと

になるでしょう(今でも「格差」を感じる場面は多いのですが)。


今年に入ってから、相次いで「格差」に関する報道がありました。

▼ 貧富の格差増大、上位62人と下位36億人の資産が同額(CNN)

▼ この8人の大金持ちは、世界人口の半分と同等の資産を持っている(The Huffington Post)


最初の記事によると

富裕層の資産は近年、急激に膨れ上がっており、上位グループの資産は

この5年間で計約5000億ドル増えた。

一方、下位半数の資産は計1兆ドル減少した。

10年の時点では、上位388人の資産の合計が下位半数の合計に等しい

という結果が出ていた。


そうです。世界は超「格差」社会に向かっているのです。


ファッション業界はかつてないほどの厳しい状況が続いています。

景気が上向いているという実感はなく、消費者の「財布の紐」はかたい。

ファストファッションのような“低価格帯”商品や、

付加価値のある“高価格帯”商品は売れているものの、“中間価格帯”は売れて

いない(苦戦している)。

低価格か高価格か。



“ベルカーブ(グラフ内グレー線)”から“ウェルカーブ(グラフ内エンジ線)”へという

変化がここでも起こっています。

まさに「二極化」ですね。


日本のファッション企業が得意としていた“中間価格帯”の苦戦は今後も

続いていくでしょう。

なぜなら、社会の構造や消費の仕方そのものが大きく変わってしまったからです。

この変化は誰にも止められません。

これまでのマーケティングはもはや通用しない、新しいやり方をしていかなければ

ならない…そんな時代がやっていています。
 2017/02/10 13:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
千金楽 健司(ちぎら けんじ)
株式会社アパレルウェブ 代表取締役 & CEO



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