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【NYレポート】「O2O」の今
当社では、昨年以降、「O2O」の重要性を広く伝えると同時に、

そのためのサービス提案を積極的に行ってきました。

今回NYでも「O2O」先進国であるアメリカの実情がどうなっているのか

実際に体験してみよう!見てみよう!という思いで各店舗をまわったのですが…

店頭を見る限り、「O2O」の「O」の字もない=それらしきサービスの告知は

驚くほど目につかない…まさに「皆無」でした。


数年前にNYにいったスタッフからは

「どの店舗でも“Follow ME!”“Like US!”等、SNSへの誘導ばかり」

「ポスターには、必ずQRコードが付いていた」

等、ウェブにおける(当時の)最新サービスへの誘導や告知が店頭でも

積極的に行われていた様子を聞いていたので、今回もそれら同様、

「O2O」に関する何らかの告知やサイト誘導があるものだと

思いこんでいたのです。


「もしかしたら、「O2O」は一般的ではないのかもしれない…」

一瞬そんな考えが頭をよぎりました。


しかし、その考えは一瞬で打ち砕かれました。


「アメリカでは「O2O」が“当たり前”。わざわざ告知なんてするわけがない。」

というのです。


各店頭では、「Online」→「Offline」どころの話ではなく、

「Offline」→「Online」のサービスである「Showrooming(ショールーミング)」が

アプリを介して、日常的に行われていました。

また「Shopkick(ショップキック)」という、位置情報を利用したクーポン配信&

ポイント付与アプリを活用したサービスが広く利用される等、まさに、ウェブと

リアルが相互に連動した消費スタイルが“当たり前”になっていたのです。


聞くと見るとは大違いで、これを目の当たりにしたときの衝撃は言葉にできません。

今後2〜3年のうちに、日本でも同じようなことが起こることは、過去の例を見ても

明らかです。

自分たちの進もうとしていた方向が間違っていないことを強く確信し、日本でも

もっと「O2O」を進めていかなければと自分自身再確認することができました。

同時に「もっとがんばらなければ!」という気合いも入りましたが。


今回のNY視察の詳しい内容については、近いうちに「O2O」セミナーとして

皆さまに紹介する場を設けたいと思います。

スケジュール等は未定ですが、決まり次第、こちらのブログでも告知しますので

どうぞ御期待ください。

また…セミナーまで待てない!という方は、直接御連絡をいただければと思います。

 2012/11/20 11:36  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

【NYレポート】ZMOT(Zero Moment Of Truth)の時代
今回、NYの『ad:tech』では実に様々な刺激を受け、多くのことを学びました。

その中でも一番印象に残っているのが、この『ZMOT(Zero Moment

Of Truth)』の理論です。

この理論こそ、「O2O」の根幹にある重要な概念なのではないでしょうか。




『ZMOT』とは、すでに多くの人が“当たり前”に行っている消費行動の

プロセスのことです。

何かを購入する・サービスを受けようとするときに、パソコンやタブレット、

スマホ等を使って

 ・商品の価格やスペック、サービス内容等を調べる

 ・口コミ情報をチェックする

 ・(場合によっては)ウェブ上で商品についての質問をする 等

その商品・サービスに関する「ネット上の情報をチェック」を行い、その情報による

意思決定をした上で“消費の場”(ネットショップ、店頭問わず)を訪問する。

それが『ZMOT』が示す理論です。

自身の経験を振り返ってみても、確かに『ZMOT』に沿った行動をしていますね。

スマホになってから、その傾向がより一層強まっているような気がします。


小売・流通業界において、今までは店舗の前を通る人達、店舗の中に入る顧客に

ほんの数秒で強い印象を与える為、P&G社が提唱した

『FMOT(First Moment of Truth)』の理論が重要であり、必要だと

言われ続けてきました。

もちろん、『ZMOT』の重要性が高まってきたからといって、『FMOT』が不要になる

わけではありません。

ただ、消費者と商品/サービスが出会う場が「店頭」ではなく、ウェブという新たな

場所になってきているということは、まぎれもない事実です。


どれだけ『FMOT』の部分を強化していても『ZMOT』の部分をないがしろにしていては

消費者に選択すらしてもらえないという時代が目の前にきています。

単なるマーケティングではなく、ウェブマーケティングの部分をしっかりと踏まえた

マーケティングを行い、そのための戦略を実施していかなければ、未来はありません。

どれだけ良い商品を作っても、どれだけ優れたサービスを提供しても…同じです。


「ウェブをどう活用し、どう情報発信をしていくのか。」


これは公式サイトに限った話ではなく、オンライン評価、消費者レビューコメント、

口コミサイト、価格比較サイト、動画投稿サイト、Q&Aサイト、各種SNS等、全ての

サイトで重要です。それらすべてを見据えた戦略が必要不可欠であることを、

企業側のマーケティング担当者はしっかりと認識しなければなりません。


「消費者が購買行動を起こす際には、ネット上の情報をチェックすることが

当たり前になりつつある」という『ZMOT』の理論。

これぞまさに「O2O」の基本概念だと言えるでしょう。

これは私見ですが、我々が思っている以上に『ZMOT』や「O2O」という考え方は

広く浸透し、消費者にとって“当たり前”になっていると感じます。

企業側の対策が明らかに遅れている…消費者の方が先に「変化」、そして

「進化」しているのではないでしょうか。


最後に…『ZMOT』についての詳細は以下の3サイトに詳しく掲載されています。

是非チェックをしてみてください。


▼「Googleによる“ZMOT”公式サイト」
http://www.zeromomentoftruth.com/

▼「Googleが提唱するZMOT(Zero Moment of Truth)と消費者の新しいメンタルモデルとは?」(『GinzaMetris』より)
http://www.ginzametrics.jp/blog/zmot_zero_moment_of_truth

▼「Googleが提唱する ZMOT メンタルモデルとは」(『SEO検索最適化』より)
http://www.searchengineoptimization.jp/zmot-zero-moment-of-truth-by-google

 2012/11/17 19:26  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

【NYレポート】極度乾燥(しなさい) Superdry.
NY・タイムズスクエアという“超”一等地にあるブランド「Superdry.」。



「Superdry 極度乾燥(しなさい)」とは“英国”の新興アパレルメーカー

スーパーグループ(SuperGroup)が展開しているブランド。

英国人ですら「日本」のブランド・企業だと思っているそうですが、

まぎれもない英国企業が運営しているブランドです。

すでにあちこちのブログで紹介されているので、詳しい説明は省略しますが

Superdryブランドの成功により、ロンドン証券取引所でIPOを果たしたんだとか。



※「極度乾燥(しなさい) Superdry.」公式HP






「Superdry 極度乾燥(しなさい)」という、英語+漢字+ひらがなを

組み合わせたロゴが「Cool!」だ思っている人たちがこちらの商品を

購入しているという現実…。

非常にやりきれない気持ちになりました。

ロゴが肩に入っている感じはまるでノースフェイスのパクリ。

先程も書いたように、購入している人たちはこれが「日本のブランド」だと

思っている、勘違いしています。

海外における“漢字”ブームを知りながら、それをビジネスにすることが

できなかった日本人と、その「Cool!」さを認識し、しっかりと

ビジネスにした英国人。

日本人が進出しないマーケットに海外からどんどん参入されて

しまっているという現実。

本当にやりきれない思いでいっぱいです。


本当に海外で戦おうと思うのであれば、自社の・自ブランドの

「何がうけるのか」「何が武器(強み)になるのか」等、アピールできる

部分を海外からの視点、外国人としての視点でとことん考えてみる。

それができれば、まだまだマーケットは「ある」。

ブランディングとマーケティングとローカライズ。

日本ブランドが苦手にしている部分ですが、そんなことを言っている場合じゃない…

もっと「危機感」を持たなければと、なによりも自分自身が一番強く感じました。

参考にこのリンクも読んでみてください。

http://www.apalog.com/riemiyata/archive/26

http://www.apparel-web.com/column/yamanaka/vol_23_2.html
 2012/11/14 11:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

【NYレポート】American Girl
日本のリカちゃん人形とは比較にならない、熱狂的なファンを持つ『人形』が

あることを今回初めて知りました。


※「AmericanGirl」公式HP


全米の少女達が夢中になっているという人形専門店「American Girl」。

恥ずかしながら、アメリカの人形といえば「バービー」だけだと思っていました。


もともとはアメリカの歴史を学ぶ為の絵本のキャラクターとして

通信販売されていた人形だそうですが、1998年にバービー人形で有名な

マテル社の傘下に入り、店舗販売をスタートしたんだとか。



今回訪れたNYのショップは、まるでテーマパークのよう!

人形のための洋服や家具、家等が揃うのはもちろん、

人形の髪をセットしてくれるビューティー・サロン、壊れた人形を

修理してくれるホスピタル、人形と一緒に写真を撮ってくれるスタジオ等

「人形」に関するありとあらゆるサービスが展開されていました。





1体100ドルもする人形を子供達が店内に連れてきて、話しかけている姿を

見てびっくり!

ただ「商品を売る」だけではなく、それに付随した「体験」を提案する。

某CMではありませんが、まさに“モノより思い出”ですね。

消費社会が成熟すればする程、こうした「高付加価値」商品への需要は

高まっていくと思います。

そんな中、このビジネスモデルは一考に値するのではないでしょうか?

とにかくニューヨークに行った際には一度寄られてみてはかと。
 2012/11/12 23:16  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

Simple is Best! 〜 ad:tech TOKYOより〜
ここのところ、いかにシンプルに物事を伝えることが効果的であるか、

そして重要であるかというエントリーが続きました。

自戒の意味も含めて、こうした記事を掲載していたのですが、先日訪れた、

デジタルマーケティングカンファレンス『ad:tech TOKYO』において「これぞシンプル!」という

ブースを見つけたので紹介します。





色とロゴ。たったそれだけですが、非常に目を引いていたtwitterのブース。

ごちゃごちゃと読めないサイズの文字を使った他社ブースに比べ、

そのシンプルさが逆に際立っていました。

ブランドカラーだったり、ロゴがしっかりと確立されているからこそできることかも

しれませんが。


ちなみに…twitterのブースではセミナーの案内もシンプル。





これだけで十分伝わりますよね。

今週の7日、8日はニューヨークのadTechに行ってきます。

新しいアメリカの情報をしっかり仕入れてきます!
 2012/11/06 12:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
千金楽 健司(ちぎら けんじ)
株式会社アパレルウェブ 代表取締役 & CEO



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