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「アメリカの小売業を低迷させた2つの元凶」とは?
この記事は何度読み返しても「納得」です。

厳しい状況が続いている日本の小売業にとっても同じことが

言えるのではないでしょうか。


▼ アマゾンではなかった…… アメリカの小売業を低迷させた2つの元凶(BUSINESS INSAIDER JAPAN)


オンラインショッピングが当たり前となっているアメリカであっても

売上の大部分(記事によると91.5%)は、実店舗での買い物が占めている以上

小売業低迷の原因をAmazonをはじめとするオンラインリテール企業“だけ”に

求めることが賢明でないことは明らかです。

(もちろん、Amazon“以前”と“以降”で劇的な変化があったことは否めませんが)


記事にこんな記載があります。

アメリカの小売業低迷の背景には様々な要因があり、原因を1つに

絞ることはできない。もちろん、オンラインでの売り上げの成長も

無視することはできない。

しかし、それ以上に、間違いなく影響を及ぼしている要因が2つある。

小売業者の過剰出店とアメリカ人の消費習慣の変化だ。

1990年代にショッピングモールやセンターを増やしまくったツケが

いま表出しているということでしょう。

現在、アメリカの1人あたりの小売面積は、必要量の2倍もしくは3倍にのぼる

という数字もあるそうです。

不況時代を経て、賢くなった消費者たちの目は非常に厳しく、財布もの紐は

かたくなりました。

“売り場=店舗の拡大→成長”という図式は今や昔。

何を買い、どこでお金を落とし、どのように消費するのか。

消費者は企業以上にシビアな目で商品を、そして店舗を見ています。


同時に、オンラインリテールの誕生・進化やスマホの普及に伴うSNSの台頭に

よって、消費のスタイル自体が大きく変化しています。

前者によって、消費者は

・事前に商品のことを詳しく調べる(検索する)

・購入時に価格を厳しくチェックする

ことができるようになりました。

店舗で初めて商品をみて、そこで店員から情報を聞きながら買うか買わないかの

判断をする…なんていう人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

また「モノより思い出」というキャッチコピーではないですが、後者によって

『モノ』よりも『体験』の方が、ソーシャルメディア上で話題になりやすい

だから

消費者が『モノ』よりも『体験』を購入する

という新たな消費スタイルが主流となってきているのです。

「インスタ映え」等は顕著な例ですね。


冒頭で書いたように、日本でも(いや、世界中で)消費のスタイルは大きく

変わりはじめています。

そして、超少子高齢化=人口減時代の入り口に立っている日本においても

売り場(店舗)過剰という荒波は既に目の前に迫ってきているのです。

「これまで通り」が通用しない時代。

大きく舵を切れるかどうかが重要なカギを握っているのではないでしょうか。
 2017/11/29 13:07  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
千金楽 健司(ちぎら けんじ)
株式会社アパレルウェブ 代表取締役 & CEO



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