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パリ展示会第二セッション
9月28日から10月2日まで、開催日に1日のずれはあったものの、パリの展示会第2セッションが3日あるいは4日間行われました。ビジター数は発表になっていませんが、それほどたくさんの人がいたようには思えませんでした。
パリのファッションショーはより集客力を強めて、世界中の百貨店や有名コンセプトストアがパリを訪れましたが、展示会はその恩恵を充分にこうむったとは言えないようです。

3大展示会として、TRANOI,パリシュルモード・プルミエールクラス、WOMANがありますが、どこもバイヤーの質は高かったものの、ビジター数に関しては、出展者達を満足させるものではありませんでした。

確かに、ユダヤの祭日Yom Kippourと重なった事や、日曜日はパリのノーカーデイだったりと、外部的な要因はありましたが、ファッション業界で何となくポジティブな風の吹いている事から、ビジター増を期待していた出展者達の思い通りにはならなかったようです。

    


但し、インターナショナルなビジターが全体の60%あり、初めてサロンを訪れたバイヤー達の登録など、展示会のオーガナイザーはポジティブな点を強調しています。

TRANOIは前回に比較すると、大分見易くなりましたが、会場を3つから2つに減らしていることで、出展者減が目立たなかったといえそうです。
パリシュルモードの中にあった、カプセルも無くなり、展示会は3つに集約されたと言えるでしょう。

WOMANは出展者数が約90社と、他に比較して展示会の規模は小さいものの、レパブリックからヴァンドーム広場へと、先シーズンから会場を変え、他の展示会と距離が近くなった事でビジター数を増やしています。

     


また、WOMANはすでにマレ地区で、ショールーム形式を始めていましたが、それに引き続き、TRANOIでもショールーム形式の会場をマレに設け、サロンより長い販売期間を設定しています。TRANOIはロンドンショールームなどのグループと提携していますが、サロンと独立ショールームの中間のような有り方が模索されているようです。

業界全体がポジティブムードにある中、展示会の結果は出展者の期待していたほどではなく、まだまだ展示会の過渡期は続いています。

09/10/2017
 2017/10/10 01:10  この記事のURL  /  コメント(0)

プロフィール
朝比奈理恵子

ARS代表

パリ在住。1985年フランス法人ミリビス設立。フランスと日本のビジネス仲介役として、バイイング、双方のマーケット進出などのアシスタンス、コーディネーションを手掛ける。2013年にミリビスを清算して新会社アルス設立。パリにおける日本企業オペレーションの手助けと同時に日本のファッションビジネスグローバル化推進をめざしている。

1990年設立のミリビスジャパンでは、パリサロン出展コーディネートや、薬事法ライセンスによるフランスからの香水やコスメ関連の輸入も手掛けている。2005年より木馬フランス社長。

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