テキスタイルのリサイクル
ブログに長い間ご無沙汰してしまいました。
夏休みは普段できない場所の掃除をしたり、小さな大工仕事をしたり、ノンビリ過していたら、8月末からの忙しさに体がなかなかついていかなくて、仕事は溜まる一方です。
来週からは、もう少しスピードアップをしなくては!

先週入ったニュースになりますが、中国政府がテキスタイル、プラスティック、紙など、24種類の廃棄物をリサイクルの為に輸入するのを禁止するそうです。
これまでテキスタイルなどの廃棄物処理を中国に頼っていたアメリカとヨーロッパはどうするのでしょう。
アメリカのInstitute of Scrap Recycling Industries(ISRI)によれば、中国は自国内の激しい廃棄物増加、それに加えて輸入される廃棄物がポリューション引き起こすのを減らすため、徐々に廃棄物の禁止枠を広げてきました。
2007年にはNeon、2013年にはエレクトロニック関連など。

地球環境を守るためのリサイクルに、テキスタイル大企業がようやく本腰で取り組み始めた現時点で、中国のリサイクル工場を使えなくなるのは、大きな打撃です。
2016年には全世界から輸出される廃棄物の27%が中国に送られていました。輸出国のトップはアメリカで、2016年だけで52億ドルもの廃棄物を輸出しています。




インドや東南アジア、ラテンアメリカにもリサイクル工場が増えていますが、現在中国がリサイクルしている量に到達するのは、まだまだ先の話でしょう。
各輸出国は、自国内でのリサイクルを増量していく必要があります。

ちなみに、フランスでは2016年の1年間で、約21万トンのテキスタイル廃棄物がピックアップされたとEco TLCという組織が発表しています。国民一人当たり3.2kgになります。
ピックアップの目標は35万トンで、捨てられるテキスタイルの約半分くらいと考えられています。家庭ごみとして処理されている量が相当あります。
リサイクルが滞れば、ゴミとして処理するしかなくなります。

地球温暖化による異常気象で、世界中に様々な自然災害が続いていますが、人類の営みがどれほど地球を汚しているかを考えるとため息が出てしまいます。
人類は地球と共存できる仕組みを作ることができるのでしょうか?
人類が消滅すれば、地球の植生は数千年で元に戻ると言われています。
滅びに向かっているのは地球ではなくて人類です。
AIが進歩して、地球を汚す存在として人類を滅ぼすというシナリオが現実味を帯びてきましたね。


 2017/09/01 01:06  この記事のURL  /  コメント(0)


バカンス
7月に入ってから、あまりに慌しくてすっかりブログにご無沙汰してしまいました。
ようやく夏休みに入り、仕事が一段落したので、3日間ポワチエという街に出掛けてきました。

パリとボルドーのちょうど中間、新幹線で1時間半。100の鐘がある街と呼ばれていた、教会の多い街です。パリより時代が古く、ロマネスクの教会がたくさんあります。



ポワチエの周囲にも、いろいろ興味深い小さな町がいくつかあります。そのなかで、ユネスコの世界遺産に登録されている、サン・サヴァンの修道院は、その天井画で有名です。
サン・サヴァン以外にも、教会内部には修復されていないフレスコが残っており、圧巻です。
   


有名なフレスコには随分手が入って修復されていますが、オリジナルとは受ける印象が何となく違います。
私には、何故違うのかよく分からないのですが、相棒の解説によれば、昔の職人が描いた線は一気に書いて走っているけれど、修復するときにはなぞって描くので、線の勢いが無くなっているからだそうです。
素晴らしい作品というのは、エモーションを喚起するので、感動を与える事ができるのですが、何がエモーションに結つくのかは、解明されていません。
音楽に関しては、バイブレーションに関係あると言われていますが、美術の場合には何がエモーションを惹き起こすのでしょう。
近い将来に、視覚からエモーションを喚起する要因が解明され、マーケティングに応用される時代が来るのでしょうか。

   


閑話休題、旅行は雨が降ったり、日が照ったりの変わり易い天気でしたが、レインコートを羽織るくらいの気温は快適でした。

フランスではバカンス中は仕事をしようと思っても、連絡もなかなか取れないので、あと2週間はノンビリです。

12/8/2017
 2017/08/12 18:07  この記事のURL  /  コメント(0)


パリのメンズサロン(2)
前回から時間が経ってしまいましたが、メンズサロン続きです。

11区からヴァンドーム広場に場所を移したMANは、11区の親しみ易い雰囲気は無くなってしまいましたが、出展者数が増えてウエイティングリストに載っていたブランドにとっては、喜ばしい出来事でした。

ヴァンドーム広場の7番地と19番地の2ヶ所に別れた会場は、場所によって雰囲気が違い、それぞれのキャラクターがあって、セクション分けがしやすかったかもしれません。


19番地左側の会場


19番地右側の会場


7番地会場


7番地地下


前回も話題になった、地下にある金庫の扉

MANもビジター数は多くありませんでしたが、重要なバイヤーは来場しており、ビジネスはそこそこだったようです。

どこのサロンでも、服よりアクセサリーのブースが増加しています。
服だけで店の売り上げを確保していくのが、どんどん難しくなって来ているようです。
17/7/2017
 2017/07/17 19:18  この記事のURL  /  コメント(0)


パリのメンズサロン
パリのファッションウィークはファッションショーだけでなく、メンズサロンもインターナショナルなバイヤーのマストな場所になっています。

今シーズンは、トラノイとマンが6月23日(金)から25日(日)カプセルは一日ずれて、24日(土)から26日(月)まで開催されました。

最近の傾向は変わらず、サロンのビジター数は相変わらず少なかったようです。但し、重要なインターナショナルバイヤー達は、ほとんどがパリに来てサロンを回っていたようです。

出展者達も、ビジター数が少ない事に関して文句を言う人達は減っていますが、ピッティウオモに比較して、パリはメインとなるサロンが3ヶ所にプラスして、多くのショールームがあるため、バイヤー達の移動が大変だという声が聞かれます。

トラノイは、メンズ及びレディズのプレヴューをブルス、とカロー・ドュ・タンプルで展示しました。
ブルスの2回はほとんどがアクセサリー類になっていました。



カロー・ドュ・タンプルは前回ほとんど無かった日本からの出展が増えていましたが、ビジター数が少ない事にがっかりしていたところが多かったようです。

    

オーガナイザーのダヴィッド・アディダは、トラノイだけでなく、パリ全体の集客をめざして、これからもいろいろなイベントを仕掛けていくと話していますが、バイヤー達の間で、パリの評価が低くなっているわけではないものの、集客にはまだ課題が多いようです。
10/07/2017
 2017/07/10 19:08  この記事のURL  /  コメント(0)


メンズクリエーター人気投票
パリのファッションウィークも終わり、暑い日も終わりました。
今日のパリは最高気温20度、すっかり暑さに慣れた身体には肌寒いくらいです。

パリのファッションショーは、SEE NOW,BUY NOWのトレンドの影響はあまりなく、充実したコレクションが多く、なんとなくホットしています。

メンズクリエーターの人気投票結果をお知らせします。
メンズモード界に旋風を巻き起こしたデムナ・ヴァザリアの人気はやはりダントツで、先シーズンの5位から今回は1位です。彼の伝統破壊的な服作りはこれからも注目を集めていくでしょう。
2位には、カラフルなアレッサンドロ・ミケ-レのグッチが入りました。サンローランは、エディ・スリマンが去った影響が出始めたのか、3位に留まりました。






あとの上位メンバーにはあまり変化がありませんが、アメリカのアンダーグラウンド・ブランドOFF WHITEが18位に進出したのが目立ちます。

メンズファッションが面白くなってきています。
30/06/2017
 2017/06/30 15:46  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
朝比奈理恵子

ARS代表

パリ在住。1985年フランス法人ミリビス設立。フランスと日本のビジネス仲介役として、バイイング、双方のマーケット進出などのアシスタンス、コーディネーションを手掛ける。2013年にミリビスを清算して新会社アルス設立。パリにおける日本企業オペレーションの手助けと同時に日本のファッションビジネスグローバル化推進をめざしている。

1990年設立のミリビスジャパンでは、パリサロン出展コーディネートや、薬事法ライセンスによるフランスからの香水やコスメ関連の輸入も手掛けている。2005年より木馬フランス社長。

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