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WHOLEGARMENT TOKYO 2009 [2009年03月31日(火) ]
最新テクノロジーによる華麗なニットコレクション

日本ファッション・ウィーク(JFW in TOKYO)のスペシャルイベントとして、3月28日、東京ミッドタウン・Hall Aにおいて株式会社島精機製作所主催のWHOLEGARMENT TOKYO 2009 が開催された。ファッションショーは3部構成で、1部では進化をテーマに新人デザイナーの竹内大悟さん、大久保美彩さん、福井恭子さん、澤柳直志さん、保井秀信さんのコレクションを、2部ではイタリア人デザイナーのサベリオ・パラテラ氏によるBIANCO 3D WHOLEGARMENTコレクション、そして3部ではシマセイキ・オリジナルコレクションがそれぞれ披露された。

ホールガーメントで製作された作品は身頃と袖の縫い代がなく、軽く流れるようなドレープ感に特徴があり、ラブリーで、エレガントに、そしてセクシーにと、ニットウェアのすばらしさを表現し、クリエイティブの幅を広げ、さらに進化させたコレクションで観客を魅了した。


PANTELLA
Posted at 07:43 | 業界ニュース | この記事のURL

「リーチ規制」の日本版が国会通過へ [2009年03月31日(火) ]
どうなる?アパレル業界への影響

「リーチ規制」(*)とは化学物質の登録、評価、承認、使用制限などを定めた法律で、EU諸国(ヨーロッパ連合)の熱心な立法措置を手始めに世界中に影響が及び始めている。使用する化学物質の実態を隠すことなく開示し、人間を含めた地球環境を持続させるという大きなテーマへの取り組みだ。鉛、六価クロム、カドミウム、水銀など、誰でもが有害とわかるもののほか、どんな些細な化学物質であれ、その安全性が完全に証明されなければならないという法律だ。その対象はEUでは10万種とも言われている。乳幼児が口にするなど危険性が明確に理解できるものだけでなく、一般的な製品(例えば大人用の衣服など)であっても、その素材や製品(成型品)の責任は全品種に及ぶという。今まで見過ごされてきたものを含め、ありとあらゆる組成物質に警戒の目を向けなければならない。海外の外注工場での使用も例外ではない。

ファッション業界のイベント「プルミエール・ビジョン」、2月のパリ展示会でもこの「リーチ規制」のブースが設けられ、来場客に大きな衝撃を与えたようだ。従来から安全性に敏感なEUでは過去の規制のおかげで、癌や不妊の発生率などが世界的に見ても低い水準に保たれていると自負している。少子化の波はどこも同じ、折角なら生まれてきた命や健康を大切にしようとする先進欧州の意気込みとも賞賛できる。しかし化学品業界では規制により企業競争力がそがれると「恨み」の声もあるようだ。

特に評価(検査)や登録にかかる費用が1件当り数百万円以上と負担が多すぎることも問題だ。

日本でのこの「リーチ規制」の趣旨に沿った法律が、09年春の国会で審議、成立へ向かっている。欧州の検査や報告義務の主体は企業だが、日本の場合、検査などの主体とその経費負担は国の役割りになりそうだという。世界の先進国が、生命や健康へのきびしい配慮にアクセルを踏むのは当然ながら、そのウラには中国など規制の甘い途上国へのけん制や、製品の過度の流入に待ったをかけたい狙いがあるのかも知れない。

さて繊維、アパレル業界への影響はどうだろうか。最も神経を尖らすのは染料、助剤メーカーなどだろう。ついでジーンズの洗い専門業などだろう。日本の場合、すでに充分に規制への配慮や処置は済んでいるとの見方もあるが、規制のさらに強化されるEUなどへの生地輸出、もちろん国内向けの製品出荷などへの対応など、まだまだ緊張が続きそうだ。

(*)REACHは Registration,Evaluation,Authorization and Restriction of Chemicals の略
Posted at 07:42 | 情報アラカルト | この記事のURL

「チャンピオン」防風透湿パーカ「ウィンドストッパー」を発売 [2009年03月31日(火) ]
ヘインズブランズジャパンは「チャンピオン」のカジュアルウエアの2009秋冬企画で、ゴアテックスの防風透湿素材「ウィンドストッパー」を丸編みスエット素材の表生地と裏起毛の間に挟みこんだ機能パーカ「ウィンドストッパー」を発売する。価格は1万3440〜1万4490円。色はオックスフォードグレー1色のみの展開となる。真冬でもこのパーカ1枚で、それほど着込まずに活動できるという優れた機能性を持つ。

初年度はオックスフォードグレーのみだが、次年度からは多色展開も計画しているという。

このほか「チャンピオン」ブランド90周年記念企画として、限定1000枚のリバースウィーブ後付パーカを発売する。古着ビンテージ市場で人気の高い50年代の後付パーカデザインを採用した。こちらは通常の綿80%・ポリエステル20%の丸編みスエット素材でオックスフォードグレー、黒、紺の3色展開。価格は9,345円。
ヘインズ・アンダーウエア

また同社は「ヘインズ」のアンダーウエアの2009秋冬企画で、綿50%・ポリエステル50%の薄手ワッフル素材の防寒トップスとタイツを提案する。発熱などの機能素材が全盛の防寒肌着において「ヘインズ」は、体温が逃げにくいように凹凸感のあるワッフル素材を採用し、自然で適度な暖かみのある商品を展開する。ベーシックな無地だけでなく、ファッション性に富んだ迷彩柄やブロックチェック柄、アーガイル柄なども打ち出す。価格は1,785〜 2,100円。

「ヘインズ」はボクサーブリーフでもファッション性を追求した星条旗柄やアーガイル柄、風神雷神柄、タトゥー柄、迷彩柄などを提案する。価格は1,365円と抑えることで、無地ベーシックな低価格商品との差別化を図る。

(ファッションライター 南 充浩)
Posted at 07:36 | ファショントレンド情報 | この記事のURL

アウトドアファッションが再来か?  [2009年03月23日(月) ]
アメリカでは男っぽい着こなしで不況を乗り切る気風も

最近アメリカの雑誌「ニューズ・ウイーク」に興味深い記事が掲載された。エリート学者やセレブのビジネスマン達は、今まで愛用していたディオールの細身のようなスーツスタイルをやめて、昔風の無骨なハンティングジャケットやマッチョなブーツなどのファッションに眼を向け始めたというニュースだ。先の見えない景気動向への不安感からか、古きよき時代の右肩上がりで開拓精神にあふれていた時代の衣服への回帰も始まっているという。「メトロセクシュアルファッション」(同性愛者ほどではないが、女性っぽくてやや軟弱な流れ)が現代メンズファッションの最先端だとも考えられていたが、今回の動きはまったくその逆を行くものだ。

そこで周囲を見回して見ると、古きよき時代の服種がアメリカ本国の売場にはさほど多くないことに気付く。婦人物やキッズ、小物やインテリアなどとトータルな品揃えだが、ソフト化されすぎて真に男っぽいブランドが少ないことに、改めてがっくりするという訳か。今回の現象はSPA型の全米トータルな商品企画への反流とも解釈できる。

同記事で人気の事例に挙がっているのはウールリッチ社の「ウーレン・ミルズ」ブランド。ライフル片手に野山を歩いた昔ながらのチェック柄のハンティングジャケットや「レッドウイング」のブーツなどだ。我々日本人のある一定の世代は1970年代の「アウトドアファッション」のパーツを強く意識に留めているが、本国アメリカでは大量生産マーケティングや、海外への生産依存などで影を潜めてしまっていたようだ。「ウーレン・ミルズ」ブランドにはペンシルバニア州の自社「国産」工場で作られるという点も、今のアメリカの男達の「国粋主義」をくすぐる。確かに昔のアメリカの服は素材も縫製も頑丈だった。

実はこのブランドには日本人の鈴木大器さんがディレクターとして活躍している。ネヘロンテス社のデザイナー兼オーナーとして活躍する一方、彼のあこがれた機能性優位の感性がアメリカに逆上陸したとも言える。以前にもリーバイスの日本支社が、本国では忘れかけていた伝統品番「501」に執着し、日本の消費者の喝采を受けたことがある。このやり方がそれ以降の全世界的なリーバイスの定番重視の考え方に影響を与えたともいわれている。また最近アメリカで 大人気のワークウエアー風ファッションの権威、クリストファー・ロワロン氏はフランスから移住したデザイナーだ。

ご本家アメリカの衣服の精神ルーツが、外国人の刺激によってよみがるところが「合衆国」たるゆえんか。 ともあれ今年の後半、アメリカの街頭で、「ニューズ・ウイーク」の予想のように、古きよき時代の 防寒アウトウエアーファッションなどがリバイバル流行しているかどうかが見ものだ。
Posted at 18:05 | 情報アラカルト | この記事のURL

日本のニット技術を世界へ、「ジャパン・ベストニット・セレクション2009」開催 [2009年03月18日(水) ]


日本のニット製品を集めた総合展示会「ジャパン・ベストニット・セレクション2009」第1回が3月12・13日、東京・国際フォーラムで開催された。参加企業は、ニット27社、カットソー14社、靴下メーカー9社の計50社。ニットに特化し、企画提案力を備えた意欲的な企業だけを集めたというだけあって、当初の予想をはるかに上回る3274人が来場した(初日1618人、2日目1656人)。内訳は、アパレルメーカー/卸業者1836人、小売業348人、商社443人、官公庁・団体・協会56人、関連業界527人、プレス64人。会場は終日熱気に包まれ、商談も活発に行われていた。
現在、輸入品が圧倒的なシェアを占めるニット市場だが、日本のニットづくりにおける技術力、開発力は世界でもトップレベルと評されてきたのも事実。そういった日本のものづくりを国内にとどまらず、世界へも発信していこうという狙いもある。
同展へ協賛し、自社も出展した島精機製作所は、丸編用の生地デザイン&シミュレーションのソフトを初公開した。”オールインワン“のコンセプトのもと、3次元機能を搭載した「SDS-ONE APEX」によるもので、ボーダーやジャカードの柄・配色の検討や起毛加工の前後、また、表地だけでなく、裏側も確認できるなど、より立体的なシミュレーションを行える優れものだ。今後は、同ソフトをアパレルメーカーやニットメーカーなどに企画提案していくという。

「SDS-ONE APEXは2000年にスタートしたアパレルデザインワークステーションで、デザイン作成やニットのプログラミングなど、各工程間でデータを密接にリンクさせ、一気通貫のものづくりを実現してきました。そして、そのソフトを刷新し、今回のシミュレーションソフトが完成しました。とくに、糸のシミュレーション+製品イメージなど、生地をマッピングすることでより現物に近い形で完成品の検討やプレゼンテーションが行え、しかも簡単な操作でリアルな表現も可能になっています」(同社・企画部 企画グループ・松田伸浩係長)
同展の次回開催はまだ決定していない。だが、商談に結び付く場、ビジネスパートナーとの出会いの場という、ビジネスを第一目的とする同展に期待する役割は大きい。その意味でも、今後の展開がとても興味深い。

http://www.jbks.jp/

(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)
Posted at 12:00 | ファショントレンド情報 | この記事のURL

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