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「悲観は気分、楽観は意志」 [2009年01月26日(月) ]
不況の一年を乗り切るキャッチフレーズ

各繊維業界団体の09年新年賀詞交換会がひととおり終了した。アメリカ発の世界的不況が蔓延しそうな今年、どの業種も先行きへの不安で意気消沈のムードいっぱいだ。だがそこに喝を入れ、元気をもらえるスピーチも飛び出した。
日本アパレル産業協会の中瀬雅通理事長(三陽商会)が1月19日のNBF(日本ボデイファッション協会)や、20日の同アパレル産業協会などで行った短いスピーチに込めた思いが人々に感銘を与えた。いわく「悲観は気分、楽観は意志」とのこと。その趣旨はこうだ。先行きの景気に悲観するのは、気分の要因が大きいのではないか、しっかりした意志を持てば楽観できる良い将来が見えてくるはずと。言われてみれば、確かに最近の自動車減産だの派遣切りだとかのマスコミ報道を耳にすると、世の中全体がどんどん悪くなるようなマイナス思考のムードに陥りがちだ。
この点わがWEBを含めマスメディアはいささか自戒すべきかも知れない。
すべての分野がマイナスばかりではないのだ。、景気を上昇させる設備投資にしても将来を見据えたエコや代替エネルギーの開発先端医療分野への研究投資など、日本が得意とする「技術立国」のパワーはまだまだ健在のはずだ。ファッション消費にしてもいたずらに安値競争に走るばかりではなく、「顧客の財布にはお金はある。価格以上に価値のあるホンモノを提供すれば少々高くても売れる。」(NBF塚本能交会長談)ということか。 考えればこの不況、世界中がいっせいにゼロからの再スタートの感もある。日本人が戦後の復興、東京オリンピック開催時などに見せたあの建設エネルギーなどの「底力」という潜在能力を発揮するための、具体的な挑戦課題と「意志」を持つべきだろう。
Posted at 12:22 | 業界ニュース | この記事のURL

「グリーンウオッシュ」を知っていますか? [2009年01月19日(月) ]
エコロジー宣伝へのきびしい目はやがて繊維業界にも

 「グリーンウオッシュ」といっても、ジーンズの新しい加工方法でも、はたまた家庭洗剤のブランドというわけでもない。英語で「いかにも充分に環境対策を行ったかのように、ごまかしのグリーンイメージの色塗りを行う」、つまりエコロジー商品を実態以上に過度に表現する」といった意味だ。日本人は「環境に優しい」だの「氷の解ける環境からシロクマを守ろう」とかの抽象的な表現で満足する傾向があるが、理知的な欧州人はすべて理詰め、数値化しなければ納得しないということか。写真の記事では「CO2排出量ゼロの低さ」という表現が槍玉に挙がった。車種プリウスのハイブリッド性能が世界のトップレベルの排出低減であることは認めつつ、実際のデータや法的規制値との関係を明示していないあいまいさが消費者を惑わすというきびしい批判だ。トヨタは08年末にも高級車レクサスのハイブリッド車が、「環境を考えればレクサス」という表現がイギリスで非難された。(朝日新聞)「ほんとに環境を考えるなら大型セダンには乗らない」という論拠のようだ。トヨタに限らずその他の、日本、韓国、欧州の車種の宣伝も軒並み非難されている。

 欧米ではエコを含み宣伝表現の適切さを維持する目的の業界団体の活動が活発だ。各政府も法制化などのバックアップ体制で支援している。日本ではJARO(広告機構)が有名だが、エコ表現の課題への取り組みはまだ行っていないようだ。

 さて振り返えれば、我国の繊維素材やアパレル企業のエコ表現にも多くの課題があるようだ。青い地球をイラストにして、「わが社は地球環境を考えます」などというイメージ広告だけではもはや次の時代は乗り切れないのではないか。CSR報告、環境報告などを株主や一般に公開している企業も増えているが、エコの数値目標やその達成度にまで肉薄している企業は少ない。これは世界水準から見ても遅れているといえる。またリサイクルの実践にもその表現と、実際の行動との間に「グリーンウオッシュ」の要素がないかを点検する必要がある。例えば「生分解」するので「土に返る繊維素材です」という表現であっても、どこで誰が土に戻しているかの質問に答えられなければならなくなるだろう。「それは(埋め立てなど)行政の仕事です。」などと責任転嫁の言動では信用を失うことになりかねない。「生分解」されるべき衣服が「燃えるゴミ」になってないる可能性も大きいのだ。一部日本の合繊メーカーが操業しているように自社にリサイクル(溶融)工場を作り「完全循環」を完結させるとかの、より具体的な実践が求められる。自社のイメージアップだけの宣伝表現から抜け出し、業界や行政さらには衣料小売なども巻き込んだ大きなエコの仕組み作りが繊維業界にも急がれる。
Posted at 17:24 | 業界ニュース | この記事のURL

日本ジーンズ協議会研修セミナー・名刺交換会を開催!! [2009年01月16日(金) ]
日本ジーンズ協議会(常見修二理事長)は、協議会加盟各社の経営者、管理職、一般社員の研修、会員相互の情報交換と親睦を目的に研修セミナー・名刺交換会を1月20日(火)東京で開催する。

【研修セミナー概要】

  日時・場所:2009年1月20日(火)10:15〜14:30
   TPK日本橋小伝馬町会議室(東京)2階
  東京都中央区日本橋小伝馬町4−1 井門小伝馬町ビル2F
   TEL.03-3562-7891

【講師・演題】

★「繊維アパレル 今までの30年、これからの30年」(仮題)
 事例に学ぶ商品開発のポイントとジーンズ業界への助言
   日本アパレル工業技術研究会会長
     東京工業大学名誉教授 清水二郎 氏
★「ジーンズ・カジュアル小売の最前線」 (仮題)
 変化する消費構造の実態、商品計画、立地、店舗コンセプト等への綜合戦略
   株式会社マックハウス
     代表取締役社長 栗原勝利 氏
Posted at 12:23 | 掲示板 | この記事のURL

どうなる、どうするアパレルの中国生産 [2009年01月15日(木) ]
ユニクロも一部他国へシフト始める


製品の検針作業を行う中国女性

 中国からのアパレル製品の輸入には課題が増え、さらに複雑化しそうだ。以前からも、中国はやがては人件費が上がり、コストプッシュ要因が深刻になるとも言われていたが、いよいよホンモノになってきたようだ。現場の中間管理職以下の一般縫製作業者などの賃金は約1,500元(約2万円)程度にまで上がり、社会保険や独身寮などの付帯経費を勘案すると、以前の2倍以上の採算ポイントにまで上昇しているともいう。これだけ上昇した給与でも、旧正月明けには職場に戻ってこない労働者も多いという。アパレル以外にお職種へ転職していることも多いようだ。内陸部からの新たな出稼ぎ労働力供給は意外に少ないし、一方での内陸部への工場進出もトラック便などインフラ整備の遅れから、急にはシフトできないようだ。
 折からユニクロは、南アジアのバングラディッシュに作られる80億円規模投資の工場への出資を発表している。09年に縫製工場を、翌10年には紡績、織物工場も立ち上げる計画だ。これを手始めに従来90%を超えていた同社の中国での生産手配を比率としては66%程度までに落とすという。万一の場合の政情不安などを含め、一国集中のリスクを回避する狙いもあるかも知れない。
 もちろん中国側でも努力は怠っているわけではない。中国全体での倒産増加、失業者急増をチャンスと見て、アパレル産業への就職を再度促すなどの施策もあるようだ。また要求度の高い日本のアパレル発注に対応するべく、高付加価値、短サイクル、しかも小ロットでの採算性の良い生産ラインへ切り替えるなどの戦術変更も見られる。現在一時的には 円安、ドル高に呼応した為替レートに若干救われている面もあるが、それも長い目で見ると「元」の切り上げ高への趨勢は避けようもなく、将来欧米を含めた衣料品の世界消費需要が回復したとしても、新たな課題は多く残される。
 1980年代以降、経済特区の設定や改革開放の実践で基礎を固め、1990年代の「超円高」時代以降に急激に伸びてきた中国の対日アパレル輸出だが、ここへ来て大きな曲がり角へさしかかった。現場でのさらなるコスト合理化、付加価値製品の開発などの地道な努力が次の手立てだろう。
Posted at 11:14 | 情報アラカルト | この記事のURL

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アパレル製品の縫製
困ったときに読む本
日本語英語併記

繊維製品の生産拠点は、今や東南アジアへと広がり、繊維製品に関する品質上の欠点や不良などの問題は多発している。そうした中、縫製トラブルの改善をテーマにアドバイスされている文献への要望が数多く寄せられ、そこで生産トラブルの多いものをピックアップし、できるだけ現場寄りの内容で改善事例を中心に解説。(日本語英語併記)

A5判  204頁 定価  本体 3,000円+税 送料実費

日中英緬服装技術用語辞典
JAPANESE - CHINESE - ENGLISH - MYANMAR GLOSSARY ON APPAREL TECHNICAL TERMS

本書は、日本ミャンマー縫製業友好協会様からの要請を受け、ご好評の「日中英服装技術用語辞典」のスペシャルバージョンとしてデビュー。 アパレル業界で常用されている専門技術用語を中心に日本語・中国語・英語・ミャンマー語の四カ国語により編集。

A5判  156頁 定価 3,000円(本体)+ 税 送料実費

ジーンズ アンド カジュアル リーダー 2017SS
JEANS & CASUAL READER 2017SS

「ジーンズ カジュアル リーダー」と「ジーンズ アンド カジュアル レポート」を統合し、新しいスキームにてデビュー!! 最新情報を満載したジーンズカジュアル業界唯一の季節誌。手ごろな価格(本体1000円+税)で得られるホットなデータをはじめ、小売・製造など各レベルのトップへのインタビュー、上場系小売大手の売上実態レポート、注目ショップ取材、各メーカーの最新企画紹介など内容充実。

(2017SS企画号)
A4変形判  60頁
定価 本体1000円+税
送料実費

アパレル品質管理ハンドブック
新訂3版 事故事例に学ぶ

ご要望に応え、新訂3版として大幅リニュアルデビューいたしました。本書は、アパレル生産の基本的な知識を品質管理のフィルターを通して解説。生地の性能、生産プロセス、副資材や製品の事故事例、流通・消費段階での事故などを解析。アパレル製品の品質向上、さらには業務習熟への教科書として、アパレルのモノづくりに携わっているプロの方に役立つガイドブック。勿論、中国語での解説も併記。

A5判 400頁(本文388頁) 定価 4,000円(本体)+ 税 送料実費

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